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「Windows XP」の発売で本格的に立ち上がった今年の年末商戦

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「Windows XP」の発売で本格的に立ち上がった今年の年末商戦


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研では、「Microsoft Windows XP(以下、Windows XP)」の発売週(11月12日~18日)を基準に発売前(11月5日~11日)と発売後(11月19日~25日)のPC店頭市場の販売を比較した結果 20ポイント増と、年末商戦が本格的に立ち上がったことを発表した。PDAを除くすべてのカテゴリがプラスとなったことから、「Windows XP」は、PC関連機器やソフトへの波及効果が高い製品であるとみられる。

 
図1  PC店頭市場販売動向(台数)

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表1 カテゴリ別販売指数(台数)

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 「Windows XP」の発売で年末商戦が本格的に立ち上がった。PC店頭市場について「Windows XP」発売週を基準に発売前と発売後の販売を比べた結果、発売前の週が88.9ポイントであったのに対し、発売後の週では108.9ポイントと20ポイント増加したことがわかった(図1・表1)。

 
図2 カテゴリ別販売動向(台数)

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 大きく伸びたカテゴリは「プリンタ」で、発売前に比べて発売後の販売が38.0ポイント増加した(図2)。次いで、デジタルカメラやスキャナが含まれる「画像関連機器」が同28.4ポイント増となり、年賀状作成を理由に「プリンタ」や「画像関連機器」の販売が伸長したとみられる。また、「パソコン」も同24.3ポイント増と二桁増を記録、ハードディスクやリムーバブル記憶装置を含む「記憶装置」が同19.5ポイント増、メモリなどが含まれる「PC拡張機器」が同12.6ポイント増となり、PDAを除くすべてのカテゴリがプラスとなった。「Windows XP」はPC関連機器やソフトへの波及効果が高い製品であるとみられる。

 今年のPC市場は大きく低迷していたが、「Windows XP」の発売で市場が盛り返してきたことを考慮すると、例年年末商戦のピークを迎える12月第1週、第2週はさらに販売が上向くものと見込まれる。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)549店舗(2001年11月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  森 英二
 
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