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2002年冬のボーナスに関するアンケート デジカメが一番人気

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2002年冬のボーナスに関するアンケート
PC関連ではデジカメが一番人気


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研がWeb上で行ったアンケート調査によると、冬のボーナス受給予定者の24.9%がPC関連製品の購入を予定していることがわかった。購入予定のアイテムは、PC及びPC関連機器では、「デジタルカメラ」が25.7%でトップになった。

 
図1 PC関連製品と家電の購入意向

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 BCN総研がWeb上で行った調査によると、冬のボーナス受給予定者の36.4%がPC関連製品または家電製品の購入を予定していると回答した(図1)。内訳は、「PC関連製品と家電製品の両方」は12.9%、「PC関連製品のみ」は12.0%で、PC関連製品の購入予定者は合計で24.9%を占めた。「家電製品のみ」は11.5%となっている。

 
図2 購入予定製品(PC関連製品)

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図3 購入予定製品(家電)

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 購入予定のアイテムは、PC関連製品では、「デジタルカメラ」が25.7%でトップ(図2)。以下「ノートPC」、「デスクトップPC」と続いた。家電では「DVDプレーヤー」、「携帯電話」、「洗濯機」の順となった(図3)。

 
図4 購入予定アイテムは新規か買い替えかの状況

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 「デジタルカメラ」は新規購入予定者が約7割を占めており、買い替え層が大半を占めるPCとは対照的な結果となっている(図4)。都内のあるショップでは、年末商戦の前哨戦を振り返り、「デジタルカメラは、初心者や女性などをターゲットとした小型モデルを中心に、引き合いが強い」と手応えを感じている。今年の年末商戦は、購買層の裾野拡大を続けるデジカメの売れ行きが期待できそうだ。

 
図5 冬のボーナスの受給見込み額

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図6 ボーナス支給見込み額の前年比

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 なお、今回のアンケート回答者のボーナス受給見込額は、「30万円未満」が34.4%と最も多く、「50~100万円未満」(31.6%)、「30~50万円未満」(21.2%)と続いた(図5)。この受給見込み額を昨年の実績と比較してもらったところ、「増える」(とても増える:0.8% 多少増える:6.4%)は7.2%にとどまり、6割が「減る」(多少減る:34.3% とても減る:26.2%)となった(図6)。弊社が昨年行った調査結果と比較すると、「とても減る」と答えたユーザーは昨年より10ポイント増加している。

 
図7 ボーナスの主な使い道

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 主なボーナスの使い道では(PC関連製品等を除く)、「投資、貯蓄/ローンの返済」(73.5%)が昨年調査結果に引き続きトップとなった(図7)。今回の結果では「日常の食費など日頃の生活費の埋め合わせ」が49.7%と、昨年の25.9%に比べ2倍に増加している。たとえボーナスを受給しても、余分な支出に回す金銭的余裕は少なく、厳しい家計事情がうかがえる結果となった。

 
■調査概要
調査期間:2002年10月11日~16日
有効回答数:2有効回答数:2,686件
回答者の性別:男性 54.8%  女性 45.2%
回答者の年齢:20歳未満 2.5% 20代 18.2% 30代 42.7% 40代 28.8% 50歳以上 7.8%
回答者の職業:会社員(営業職・販売・サービス)19.0% 会社員(事務職・規格・調査職)18.2% 会社員(技術・研究職)42.7% 教員・講師 2.9% 公務員 42.7% 医師・弁護士などの専門職 0.5% 会社経営 0.5% 自営業 6.5% 専業主婦 18.5% その他 3.2%
 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社16社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE.、デンコードー、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックピーカン、ラオックス、ワンダーコーポレーション=50音順)729店舗(2002年10月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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株式会社BCN  北村 憲正
 
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