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デジタル家電の2021年上半期販売数No.1メーカーまとまる

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 株式会社BCN(東京都千代田区、奥田喜久男会長兼社長)は7月19日、デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要110カテゴリ(ハードウェア86、ソフトウェア24)について、2021年上半期(1月~6月)で最も販売数が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

 

【2021年上半期のトピックス <概況>】

 今回集計した全110カテゴリの実売状況によると、2021年上半期(2021年1月~6月)のデジタル家電市場は、販売数前年同期比が101.1%と微増。販売金額は104.0%と前年を上回った。カテゴリ別に見ると、販売数で前年を上回ったのが40カテゴリ、販売金額では39カテゴリだった。110カテゴリ中、最も伸び率が高かったのがPCカメラ。販売数は前年比160.5%、販売金額でも155.4%を記録した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴ってオンライン会議が一般化。そこで必須ともいえるPCカメラは、コロナ禍で最も販売が拡大したカテゴリーといえる。

 次いで伸びたのが有機ELテレビ。販売台数で157.3%、販売金額でも139.8%と活況。大型化が進む薄型テレビ市場でワンランク上の製品を求める層からの人気を集めた。SIMフリースマートフォンも販売が伸び、台数144.1%、金額182.5%と好調だった。そのほか、DTM関連機器が台数135.3%、金額142.5%、UPSが台数134.0%、金額127.5%、NASが台数121.0%、金額128.0%、LANカードが台数122.0%、金額128.6%と好調だった。
 

【2021年上半期のトピックス <主なNo.1メーカー>】

 今期の上半期No.1で、特に大きな変化があったのが液晶テレビ(4K未満)だ。昨年までの年間シェアで17年連続17回のNo.1を獲得しているシャープを抑え、TVS REGZAが上半期No.1を獲得した。テレビカテゴリーではこのほか、液晶テレビ(4K以上)と有機ELテレビでソニーが上半期No.1を獲得した。しかしいずれも僅差だった。HDD内蔵とSSD内蔵の2部門で上半期No.1を獲得したのがウエスタンデジタル。いずれの部門も昨年の年間No.1企業をかわしてトップに立った。巣ごもり需要で盛り上がっているカテゴリーの一つ、電子ピアノ部門ではカシオが30.8%のシェアで首位を獲得。しかし、2位ヤマハは29.0%と肉薄しており、年間No.1の獲得までにはまだまだ波乱がありそうだ。

(各カテゴリーの上半期No.1詳細は、下記の一覧に掲載)

 
 
 
 
BCNでは全国の量販店24社(アマゾンジャパン、エクスプライス、エディオン、NTTレゾナント、玉光堂、ケーズホールディングス、コジマ、サンキュー、上新電機、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ドスパラ、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、Project White、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、ユニットコム、ラオックス、楽天ブックス、綿半ドットコム=50音順・2021年7月1日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。
 
株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記までお願いします。
BCN チーフエグゼクティブアナリスト 道越一郎


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