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デジタル家電の2020年上半期販売数No.1メーカーまとまる

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 株式会社BCN(東京都千代田区、奥田喜久男会長兼社長)は7月15日、デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要109カテゴリ(ハードウェア86、ソフトウェア23)について、2020年上半期(1月-6月)で最も販売数が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

 

【2020年上半期のトピックス <概況>】

 今回集計した全109カテゴリの実売状況によると、2020年上半期のデジタル家電市場は、販売数の前年比が100.0%と横ばい。販売金額は108.0%と前年を上回った。カテゴリ別に見ると、販売数で前年を上回ったのが54カテゴリ、販売金額では53カテゴリだった。市場全体で単価上昇が継続している一方、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、デジタルカメラなど、売り上げが大きく落ちこんだカテゴリも見られた。109カテゴリ中、最も伸び率が高かったのがSSD外付。販売数は前年比300.2%に達し、販売金額でも253.2%を記録した。近年急増するゲーミング需要とともに関連市場が活況で、グラフィックボードが販売数で152.2%、販売金額で128.9%、ゲームコントローラは販売数で143.2%、販売金額で152.0%と拡大している。また、テレワーク需要増大に伴い、PCカメラは、販売数が268.5%、販売数は180.5%と大幅増。その他、映像関連ボードは販売数が197.7%、販売金額が183.1%。キーボードは販売数が147.9%、販売金額が158.7 %でそれぞれ大きく伸長した。
 

【2020年上半期のトピックス <主なNo.1メーカー>】

 昨年の年間シェアと比べ大きな変化があったカテゴリをピックアップすると、まず注目すべきはVR・ARゴーグルだ。エレコムが43.7%を占めNo.1を獲得した一方で、昨年年間シェアNo.1だったFacebook Technologiesは30.8%で2位に後退した。一昨年年間シェアNo.1だったソニーはさらに後退し、16.1%で3位だった。新型コロナウイルスの巣ごもり需要により市場が拡大しているPCゲームソフトでは、日本マイクロソフトが27.2%を記録し首位。昨年の年間シェアトップだったスクウェア・エニックスを抜きNo.1を獲得した。ヘッドホン・イヤホン(ワイヤレス)ではAppleがソニーを抜き、19.1%でNo.1を獲得した。昨年の年間シェアでキヤノンがトップに立ったデジタルカメラ(ミラーレス一眼)では、ソニーが26.5%で上半期No.1を獲得。2位には24.2%でオリンパスが続き、キヤノンは23.6%で3位に後退した。その他、 記録型DVDドライブでは37.9%でバッファローが、LED電球・蛍光灯では32.3%でアイリスオーヤマが、デジタルチューナでは30.2%でソニーがそれぞれNo.1を獲得した。

(各カテゴリーの上半期No.1詳細は、下記の一覧に掲載)

 
 
 
 
BCNでは全国の量販店24社(アベルネット、アマゾンジャパン、エディオン、NTTレゾナント、ケーズホールディングス、コジマ、サンキュー、上新電機、スタート、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ドスパラ、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、Project White、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、MOA、ユニットコム、ラオックス、楽天ブックス=50音順・2020年7月1日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。
 
株式会社BCN
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BCN チーフエグゼクティブアナリスト 道越一郎


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