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デジタル家電の2019年上半期販売数No.1メーカーがまとまる

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 株式会社BCN(東京都千代田区、奥田喜久男会長兼社長)は7月16日、デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要117カテゴリ(ハードウェア85、ソフトウェア32)について、2019年上半期(1月-6月)で最も販売数が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

 

【2019年上半期のトピックス <概況>】

 今回集計した全117カテゴリの実売状況によると、2019年上半期のデジタル家電市場は、販売数の前年比が101.9%、販売金額が104.3%と、ともに前年を上回った。カテゴリ別に見ると、販売数で前年を上回ったのが47カテゴリだった一方、販売金額では56カテゴリで、昨年からの全体的な単価上昇が依然継続していることが明らかになった。主要カテゴリの中で最も伸び率が高かったのがデジタルチューナー。販売金額は前年比432.2%に達し、販売数でも318.8%を記録した。昨年始まった新4K8K衛星放送が後押しした形だ。有機ELテレビも、販売数で216.8%、販売金額で171.7%と大きく成長している。また、価格下落が続くSSDは、販売金額が147.3%にとどまる一方、販売数は222.8%と2.2倍増で拡大している。その他、ワイヤレススピーカーは販売数が134.1%、販売金額が110.6%。スマートフォンは販売数が111.2%、販売金額が107.2%でそれぞれ活況だった。
 

【2019年上半期のトピックス <主なNo.1メーカー>】

 昨年の年間シェアと比べ大きな変化があったカテゴリをピックアップすると、まず注目すべきはVR・ARゴーグルだ。Facebook Technologiesがオールインワン型ゴーグル「Oculus Quest」を投入したことで市場が活性化、32.0%でNo.1を獲得した。昨年、年間シェアNo.1だったソニー・インタラクティブエンタテインメントは24.5%で3位に後退、2位は28.9%でエレコムだった。ヘッドホン・イヤホン(ワイヤレス)では、ソニーが13.0%を記録し首位。昨年の年間シェアトップだったエレコムを抜きNo.1を獲得した。グラフィックボード部門ではハイエンドモデルのニーズが高まり、MSIが30.3%でNo.1を獲得した。昨年の年間シェアでニコンがトップに立ったデジタルカメラ(レンズ一体型)では、キヤノンが41.6%で上半期No.1を獲得。単価差の縮小で、首位が逆転した。その他、 SSDでは19.9%でマイクロンメモリ ジャパンが、LED電球・蛍光灯では31.7%でパナソニックが、電子ピアノでは29.9%でヤマハがそれぞれNo.1を獲得した。また、ソフトウェア PCゲームソフト部門では19.8%を記録した日本マイクロソフトが1位を獲得した。

(各カテゴリーの上半期No.1詳細は、下記の一覧に掲載)
       
 
 
 
BCNでは全国の量販店24社(アベルネット、アマゾンジャパン、エディオン、NTTレゾナント、ケーズホールディングス、コジマ、サンキュー、上新電機、スタート、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ドスパラ、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、Project White、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、MOA、ユニットコム、ラオックス、楽天ブックス=50音順・2019年7月1日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。
 
株式会社BCN
101-0047 東京都千代田区内神田2-12-5 内山ビル
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※本件に関するお問い合わせは下記までお願いします。
BCN チーフエグゼクティブアナリスト 道越一郎

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