プレスリリース

「iBook」効果でアップルが初のベンダーシェアトップを獲得

プレスリリースPDF版

「iBook」効果でアップルが初のベンダーシェアトップを獲得


 株式会社BCNは(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、99年10月の国内店頭市場におけるPCベンダーシェアでアップルコンピュータがNECを抜き初めてトップシェアを獲得したことを明らかにした。「iMac」シリーズのラインナップ強化と「iBook」投入によるノート市場へのテコ入れがトップシェア獲得に繋がった。10月のアップルのシェアはPC総合(デスクトップ+ノート)で24.2%。2位のNECが19.8%、次いで、ソニー17.0%、富士通12.7%と続く。

 
図1
 
図2
 
図3


 アップルが店頭市場でトップシェアを獲得した背景には10月16日に発売した「iBook」の影響が大きい。これまでデスクトップ市場では「iMac」効果によって30%前後のシェアを獲得していた同社だが、ノート市場については、3~4%程度と低迷。デスクトップ、ノート市場ともに平均して 20~30%のシェア維持しているNECには、PC総合シェアで常に追い抜かれる結果となっていた。8月の時点でアップルのノート市場におけるシェアは 3.9%だったが、10月の時点では12.5%と、およそ3倍の伸びを示した。これまで低迷していたノート市場での躍進は、新製品「G4シリーズ」の出荷遅れなどのマイナス要因をも跳ね退け、PC総合でのベンダー勢力図を塗り替える結果をもたらした。

 年末商戦でも、「iMac」の新モデルと「iBook」の相乗効果で同社のシェアが高まるものと予想される。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社は、東名阪のパソコン大手販売会社9社(エイデン、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ=50音順)284店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

株式会社BCN
113-0033 東京都文京区本郷3-18-14 本郷ダイヤビル6F
TEL 03-4236-5200   FAX 03-3818-3006

本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  谷古宇 浩司
 
これまでに配信したリリース一覧はこちら
プレスリリース一覧