アップルのシェア急伸 ベンダーシェア1位に迫る
株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、デスクトップとノートを合わせたパソコントータルの店頭販売シェアでアップルが年間1位に迫る勢いであると発表した。「iMac」シリーズの好調が牽引力となり、デスクトップではNECをかわし17カ月連続ベンダーシェア1位をキープしていたが、ノート市場の不振が足枷となり、パソコントータルでは、20%前後の2~3位にとどまっていた。しかし、9月以降「iBook」の登場で急激にシェアを拡大、1月~11月までのパソコントータルシェアでは、NECと1.9ポイントにまで縮めた。12月の販売量次第では、アップルがPCベンダーシェア1位を狙える可能性は大きい。
図 99年1月~11月までのPC総合ベンダーシェア
参考 PC総合ベンダーシェア推移(月次)
99年1月は「iMac」カラーバージョンの効果で一気にベンダーシェアを拡大、1位にまで上り詰めた。しかし、それ以降、ノート市場の販売量の少なさが影響し、パソコンのトータルシェアとしてはNECに次ぐ2位で推移している。7月~9月では、富士通に抜かれ、3位にまで後退した。シェアが急激に上昇しはじめたのは「iBook」の予約発売を開始した9月からである。この時期には、「iMacDV」シリーズも登場し、デスクトップ、ノート両市場のバランスがとれはじめた。その結果、99年1月~11月までのPC総合ベンダーシェアはNECと1.9ポイント差の23.0%になった(図)。
10月以降は 2カ月連続でパソコントータルベンダーシェア1位を維持しており、この勢いが続けば、NECとの差を跳ね返す可能性は大きい。
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社は、東名阪のパソコン大手販売会社9社(エイデン、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ=50音順)284店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。
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