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15万円未満のデスクトップの販売構成比率が前年同月比49.5%増に

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15万円未満のデスクトップの販売構成比率が前年同月比49.5%増に


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、99年11月における15万円未満のデスクトップPCの販売構成比率が前年同月比49.5%増の56.4%となったことを発表した。98年11月の中心価格帯は「15万円以上18万円未満」(37.1%)だったが、99年11月には「12万円以上15万円未満」(26.5%)、「9万円以上12万円未満」(23.6%)に中心価格帯が移行した。「12万円以上15万円未満」は、アップルの「iMacDV」が販売を牽引し、「iMacDV」に対抗する低価格のWindowsマシンが「9万円以上12万円未満」の比率を上昇させたことで、店頭デスクトップ市場全体の低価格化傾向に弾みがついたとみられる。

 
図1 99年11月と98年11月のデスクトップ価格帯別販売台数シェア(1)

図1


 図1は、98年11月と99年11月の価格帯別販売構成比率(台数)である。98年11月には、「15万円以上18万円未満」(37.1%)の価格帯が中心価格帯を形成していたが、99年11月では、「12万円以上15万円未満」(26.5%)と「9万円以上12万円未満」(23.6%)の2つが中心価格帯として両立している。

 15万円未満の区切りで比較すると、98年11月では6.9%だった構成比率は99年11月では56.4%となり、前年同月比49.5%増と急増したのがわかる。

 
図2 99年11月と98年11月のデスクトップ価格帯別販売台数シェア(2)

図2


 15万円未満の区切りをさらに細かく表したのが図2である。

 「14万円未満」をのぞいていずれも、前年と比べてシェアを伸ばしている。特に「15万円未満」には、BCNランキングの上位に位置するアップルの「iMacDV」が含まれているため、前年同月比20.8%増で伸びている。前年同月比10.0%増の「9万円台」は、NECの「VALUESTAR U」や日本IBMの「Aptiva-24J」などの低価格PCが牽引している。このことから、「12万円以上15万円未満」の価格帯の伸びを牽引しているのは「iMacDV」、「9万円以上12万円未満」は、価格性能比で「iMacDV」に対抗するWindowsマシン、という傾向が読みとれる。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社は、東名阪のパソコン大手販売会社9社(エイデン、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ=50音順)284店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

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