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店頭POSデータ集計による国内初のAward

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店頭POSデータ集計による国内初のAward
店頭市場におけるPC関連製品55カテゴリーの1999年トップ3ベンダーシェアを発表


  コンピュータ・ニュース社は、東名阪の大手パソコン店218店舗のPOSデータ集計にもとづいて、パソコン関連商品55カテゴリでのナンバーワン・ベンダーを選ぶ「BCN Award 2000」を発表した。実売データにもとづくパソコン製品のアワードは国内では初めて。パソコン本体では総出荷台数でトップシェアのNECがノート部門で、iMac人気を追い風にしたアップルが国産勢を抑えてデスクトップ部門で、各々最優秀賞を獲得するなど、パソコン市場の激しいシェア競争を反映する内容となっている。

 「BCN Award」は、大手ショップのPOSデータ統計を作成する同社が主催し、日本電子工業振興協会、日本コンピュータシステム販売店協会など主要5団体の後援で今年から発足した。選考方法は、99年1月から12月までの年間POSデータ集計によって、55商品カテゴリ別に販売台数第一位のベンダーを選出するというもので、実売台数という客観的な指標にもとづくAwardは国内では初めて。

審査にあたっては、水野博之・高知工科大学教授、石田晴久・東大名誉教授など6人の学識者からなる認証委員会を設置し、実売データをもとに第三者が公正な選考を検証できる仕組みとし、「技術革新の激しいパソコン産業において、有力、振興メーカーが等しく消費者の支持のもとに正当な評価を与えられる場」となることを目的にしている。

 主な商品カテゴリは、パソコン本体のほか、ディスプレイ、プリンタ、記憶装置、ネットワーク機器、ソフトなどで、複数部門での受賞を含め37社がアワードの対象となった。
第一回表彰式は1月26日に東京・大手町で開催した。 

同社は今年以降、毎年1月に前年のPOS統計による「BCN Award」を発表し、優秀ベンダーを一般消費者にも告知していきたいとしている。

 デスクトップPC部門ではNECや富士通などの国内大手メーカーを押さえ、アップルコンピュータが受賞した。98年8月に「iMac」が発売されて以来、店頭市場での同シリーズの躍進はめざましく、その勢いは、シリーズのラインアップを拡張した99年1月以降さらに加速し、99年を通じて常に各店舗の売り上げトップ10の多くを占有した。

 ノートPCではNECが受賞し、底力の強さを見せつけた。ラインナップの豊富さと製品及び同社への信頼性の高さが受賞に結びついたとみられる。また、同社は携帯情報端末 ウィンドウズCE部門、TA部門でも受賞している。

 周辺機器の分野で最も多くの複数受賞を果たしたのはメルコである。同社は内蔵ハードディスク部門、CPUアクセラレータ部門、メモリ部門、HUB部門、LANカード部門の5部門で受賞し、多くのPCユーザーの支持を受けていることを実証した。同社に続くのが、アイ・オー・データ機器で、CD-R/RWドライブ部門、外付けハードディスク部門、SCSIボード部門の3部門で受賞した。

 その他、三菱電機がディスプレイCRT、LCD部門、セイコーエプソンがプリンタ インクジェット部門、スキャナ部門で2部門の複数受賞を果たした。

ソフトウェアの分野では、マイクロソフトが「BCN Award 2000」最多の8部門で受賞した。その他の複数受賞では、ジャストシステムがワープロ・エディタ部門とFEPソフト部門で受賞したのみで、マイクロソフトの製品ラインアップの広さ、PCユーザーの支持率の高さを改めて物語る結果となった。

 
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