プレスリリース

オンラインバンキングと店頭での電子決済に強い意欲

プレスリリースPDF版

オンラインバンキングと店頭での電子決済に強い意欲


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、PCユーザーを対象に、インターネットによる金融・決済サービスについての意識調査を実施した(調査期間;99年12月16日~16日。有効回答数;764件。調査方法;ホームページ上でのアンケート)。その結果、利用経験者は、インターネットによる株式売買や銀行口座の残高照会を高く評価していることが明らかとなった。一方、未経験者でも、インターネットによる銀行残高照会や銀行振込・振替に強い関心を持っていることがわかった。しかし、インターネット上のクレジットカード決済についてはいまだ未経験者ほど評価・利用意欲は低く、セキュリティ面での信頼性向上、啓蒙活動の活発化が求められる。

 インターネット上の金融・決済サービス利用経験者に、金融・決済各サービスの「利用評価」を5段階評価で聞き、得点化した。その結果、現在カード決済の主流である「店頭でのクレジットカード決済」(4.55)に次いで評価が高かったのが、「インターネットでの株式売買」(4.40)、「インターネットによる銀行残高照会」(4.28)、「インターネットによる振込・振替」(4.19)、「インターネットショップでのクレジットカード支払い」(3.97)「店頭でのデビットカード払い」(3.97)だった。

 未経験者の「今後の利用意欲」では、「インターネットによる銀行残高照会」(3.77)が最も高く、次いで「インターネットによる銀行振込・振替」(3.61)などが続く。インターネットを経由したオンラインバンキングサービスや「店頭でのICカード型電子マネーカード払い」(3.43)、「店頭でのデビットカード払い」(3.41)など、店頭での現金に代わる決済手段に関する項目が大きな注目を集めている。

 以上の結果をみると、銀行業務のオンライン化について消費者は経験者、未経験者ともに高い評価および関心を持っていることがわかる。一方でオンライン上のクレジットカード決済については、経験者が高い評価を与えているにもかかわらず、未経験者はいまだセキュリティに対する疑念を払拭できない状況だ。

 店頭においては、クレジットカードに迫る勢いでICカード型電子マネーやデビッドカードを利用した新たな決済方法が評価・注目されている。しかし、ICカード型電子マネーは、神戸や渋谷、新宿など一部の地域で実験的に行われている段階であり、デビットカードもまだ一部のデパートや大手量販店で利用できる程度にとどまっている。回答者からは、「新聞・雑誌などで話題になっており、利用してみたいが、自分の住んでいる地域ではまだ利用できない」と不満を漏らす声が多数あがっており、店頭決済において今後クレジットカード決済に迫る勢いが見込まれる。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社は、東名阪のパソコン大手販売会社9社(エイデン、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ=50音順)284店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

株式会社BCN
113-0033 東京都文京区本郷3-18-14 本郷ダイヤビル6F
TEL 03-4236-5200   FAX 03-3818-3006

本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  谷古宇 浩司
 
これまでに配信したリリース一覧はこちら
【関連ページ】
・BCNランキングについて
プレスリリース一覧