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CD-R/RWの販売量がMOの約2倍に拡大

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CD-R/RWの販売量がMOの約2倍に拡大


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、2000年1月の店頭における大容量リムーバブル記憶装置の販売構成比率でCD-R/RWが60%に迫る勢いにあり、MOの約2倍の販売量になったことを発表した。CD-ROMドライブでも読み出せる互換性の高さ、使い捨てが可能なメディア価格の安価さがCD-R/RWの人気を支える要因となっている。

 99年4月までは大容量リムーバブル記憶装置に占めるMOの販売構成比率がCD-R/RWを上回っていた。しかし、5月以降、MOのシェアは徐々に下降し、代わって、CD-R/RWの販売比率が拡大、2000年1月の時点では、MOの2倍近い58.2%となった。

 BCN総研がウェブ上で行った大容量リムーバブル記憶装置に関するユーザーアンケート(有効回答:802件、調査期間:2000年1月20日~23日)でも、CD-R/RWの所有率は49.1%にまで達し、MOの比率を8.3ポイント上回った(図)。こうみると、CD-R/RWが大容量リムーバブル記憶装置の主力となっていることがうかがえる。

 CD-R/RW所有者があげる購入理由では、「メディア価格が安いこと」が最も多く、CD-Rでは32.5%、CD-RWでも35.5%と3割を超えるユーザーがあげている。現在CD-Rメディアは1枚100円を切り、使い捨てが可能な価格となっている。このため、ランニングコストが他のドライブよりも安いということが、CD-R/RWの最大の魅力といえる。

 利用用途では、「音楽データの保存」の比率が他のドライブに比べて高いのが特徴的だ。CD-R、CD-RWメディアに保存した音楽データは、マルチリード対応の音楽CDプレーヤーであればデータの再生が可能であり、ユーザーからは「MDやカセットテープの代用品としてCD-R/RWを利用している」との声が多くあがっている。音楽プレーヤとの互換性の高さがCD-R/RWの需要を押し上げているものとみられる。

 
図
 
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