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ノートPC市場でソニーが3週連続1位のシェアを獲得

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ノートPC市場でソニーが3週連続1位のシェアを獲得


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、ノートPC市場でソニーが1月第4週から3週連続1位のシェアを獲得したと発表した。これまでノート市場のトップシェアを確保していたのはNECだが、ソニーの新製品やアップルの「iBookSpecialEdition」に押され、1月中旬からシェアを落としはじめている。2月の月次集計では、ノートPC市場の勢力図が大きく変動する可能性がある。

 図1はノートPCの上位3位ベンダーのシェア推移を週次で追ったものである。
 1月第3週目までは、NECがトップであったが、1月第4週目にソニーがトップを獲得、2月2週目まで3週連続でトップベンダーの地位をキープしている。また、2月18日に「iBook」の新モデルを発売したアップルも好調で、2月2週目には2位にまで順位をあげてきている。
 これまでNEC製品がノートPCの主流だったが、ソニー、アップル製品へと置き換わってきている。ただし、現在店頭で販売されているNECのノートPCは約40機種、ソニーで約30機種、アップルで約10機種である。ラインアップの多さでは、いまだ NECが強みを発揮している。ソニーがノートのラインアップを拡充してきたこと、さらに、それぞれの製品が高い人気を保っていることが、NECのトップシェアを脅かしている最大の要因といえる。また、これまでノート市場では10%以下のシェアだったアップルのシェアが伸び始めたことで、相対的にNECのシェアを圧迫し始めた。
 ソニー、アップルの勢いがこのまま続けば、2月の月次集計でノートPCのベンダーシェアに大きな変動がみられる可能性がある。また、ノートPC市場のベンダーシェア異変は、PC市場全体に大きな影響を及ぼすことにもなるだろう。

 
図
 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社は、東名阪のパソコン大手販売会社9社(エイデン、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ=50音順)284店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

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