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激戦が続くPDA市場でソニーが4週連続トップに

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激戦が続くPDA市場でソニーが4週連続トップに


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、激戦状態にあるPDA市場(WindowsCE、パームOS、独自OSを含む携帯情報端末)でソニーが8 月第4週の予約開始から4週連続ベンダーシェアNo.1を獲得したことを発表した。

 
図1 PDA売れ筋上位モデルとベンダーシェアの推移(週次)

図1


 PDA市場におけるソニー躍進の原動力となったのが9月9日に発売された「CLIE PEG-S500C」(パームOS搭載)だ。機種別シェアでみると、予約が始まった8月第4週(8月21日~28日)にトップシェアを獲得、発売日が含まれる9月第1週(9月4日~10日)では一気に39.6%まで比率を上げた。翌第2週(9月11日~17日)は荷動きが落ち着きはじめ、21.6%にまでシェアが縮小したが、2位の「Palm Computing m100」に2倍近い差をつけてトップを維持している。「CLIE PEG-S500C」の実勢価格は5万円台で、PDAの平均実勢価格を1万円ほど上回っているが、動画再生ソフトの標準搭載やジョグダイヤルなどの独自機能が受け、人気商品となっている。

 この「CLIE PEG-S500C」の発売開始でソニーはPDA市場において一気に42.2%(9月第1週)ものシェアを獲得した。9月第2週も、2位のハンドスプリングと僅差ながら、トップを維持している。「CLIE PEG-S500C」が人気商品になったことで、ソニーはPDA市場参入直後からトップベンダーの地位を獲得したといえるだろう。

 だが、パームコンピューティングの「Palm Computing m100」(パームOS搭載)、カシオの「CASSIOPEIA E-700」(WindowsCE3.0搭載)など、他ベンダーの新製品の動きが活発になってきており、今後もPDA市場の激戦は続くと予想される。

 
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