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2000年3Q デスクトップ、ノートともにNECがトップシェアを獲得

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2000年7~9月期
デスクトップ、ノートともにNECがトップシェアを獲得


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、2000年7~9月期のデスクトップ、ノートの売れ筋機種トップ10を発表した。デスクトップではNEC の「VELUESTAR C VC667J/3XD」(4.0%)、ノートでもNECの「LaVie C LC50H/34DA1」(6.1%)がトップシェアを獲得、底力の強さを見せつけた。

 
図1 2000年7~9月期のデスクトップの売れ筋トップ10

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図2 2000年7~9月期のノートの売れ筋トップ10

図2
 
図3

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図4

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 2000年7~9月期において、デスクトップではNEC、SOTEC、アップルの動きが目立った。ブランド力と幅広いラインナップを持つNEC、コストパフォーマンスを売りにするSOTEC、デザイン性を重視し、独自のユーザー層を開拓するアップル。それぞれのメーカーによって、ユーザー層に違いがある。その中で、PCが持つほとんどの可能性をラインアップに網羅させたNECの製品が、他のメーカー製品より一歩抜きん出た結果となった。ベンダーシェアでも、NECは23.3%でトップシェアを獲得、2位のアップルは21.2%で後を追い、SOTECは16.8%で3位となっている。アップルの猛追は9月に発売した「PowerMacG4 CUBE」と「iMac」の新ラインアップの影響が大きいが、NECの総合力の前に一歩届かなかった。

 ノートにおいては、ソニーとのトップ争いが激化しており、2000年7~9月期は、NECがなんとかソニーを引き離した格好となった。ベンダーシェアではNECが24.4%でトップだが、2位のソニーが僅かに1.3%差の23.1%でNECに迫っている。3位の富士通は11.4%だ。

 2000年の年末商戦は、デスクトップよりもノートの新製品に注目が集まりそうである。トランスメタ社のCPU「クルーソー」を採用したノートは、富士通がいち早く市場に投入したが、ソニーも採用を表明している。アップルの新製品発表が見込めないデスクトップ市場は依然、NECがトップを走るに違いない。しかし、ノート市場で、ソニーの巻き返しは十分予想できる。

 
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