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NTTドコモの「シグマリオン」健闘 PDA市場で2位を獲得

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NTTドコモの「シグマリオン」健闘
PDA市場で2位(13.5%)を獲得


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、WindowsCE搭載PDA、「シグマリオン」(NTTドコモ)がPDA市場で急激にシェアを伸ばしていることを発表した。「シグマリオン」は10月16日~22日の週間集計で2位(13.5%)の販売台数シェアを獲得。現在、パームOS搭載端末が過半数を占めるPDA市場で、WindowsCE端末の健闘は注目される。

 
図 売れ筋PDAの販売台数シェア推移(週次)

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 NTTドコモの「シグマリオン」は、OSにWindowsCEを搭載したPDA。NECの「モバイルギアII」をベースにしている。ビジネスユースを想定し、筐体にゼロハリバートン社のデザインを採用、メタリックな外観となっている。機能面ではモバイルギアIIとほぼ同等である。

 「NTTドコモのブランド力、及び、ビジネスユースを想定したCMの効果が売れている要因では」とショップの担当者はコメントする。ユーザーからは「CFスロットにコンパクトカード型PHSであるP-in Comp@ctを挿すことで、ワイヤレスの通信環境が実現できる点は、パームOS搭載端末にはない魅力」、また、「サブノート並みのキーピッチでキーボードを打てるのが良い」などの意見が寄せられた。

 週間の販売台数シェアでは、発売当初の9月後半ではCMの効果が薄く、5%以下だったが、10月以降シェアを伸ばし始め、10月の第3週(10月16日~22日)では、パームコンピューティングの「Palm Computing m100」やハンドスプリングの「Visor Deluxe グラファイト」を押さえ、2位(13.5%)に浮上した。

 10月第3週の時点で、PDAトップ10に占めるパームOS搭載端末の販売台数シェアは64.9%。PDA全体でも56.9%であり、PDA市場におけるパームOS搭載端末の勢いはいまだ衰えていない。デザイン変更と新たなマーケティング戦略でWindowsCE搭載機がどこまで伸びるのかは注目されるところだ。

 
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