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競争激化の2000年デジカメ市場でキヤノン「IXY DIGITAL」が首位に

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競争激化の2000年デジカメ市場で
キヤノン「IXY DIGITAL」が首位に


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、2000年暦年(1月~12月)のデジタルカメラ(以下デジカメ)売れ筋トップ20(台数ベース)を発表した。高性能なコンパクト機や低価格機が入り乱れた激戦市場を制したのは、キヤノン「IXY DIGITAL」であった(表1)。

 
表1 2000年デジカメ売れ筋トップ20

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表2 1999年デジカメ売れ筋トップ20

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 富士写真フイルムとオリンパスのカメラ専業メーカー2社の製品が市場を支配してきたデジカメ市場は(表2)、2000年になって本格的な競合時代を迎えた。キヤノン「IXY DIGITAL」、ソニー「Cyber Shot」など高性能でコンパクトな機種が登場する一方で、バンダイ「C@Mail」はじめとする超低価格機種も人気を集め、二極分化した価格帯の広がりが需要に拍車をかけた。

 2000年の売れ筋第1位となった「IXY DIGITAL」は、5月26日の発売と同時に人気が沸騰し、売り切れ販売店が続出、入荷待ちの状況にまでなった。BCNランキングでも、発売直後の5月第4週(5月22日~28日)の機種別販売台数シェアで19.9%を獲得、ランキングトップにおどり出た。

 「IXY DIGITAL」は、デジタルカメラの基本を押さえた性能に加え、軽さ、銀色の筐体デザイン、中田英寿を起用したCMなどで機能主義の市場に女性を意識したファッション指向の商品戦略をもたらした。

 月次の機種別販売台数シェアでも、10月にソニーの「Cyber Shot」が発売されるまで、5ヶ月連続でトップシェアを維持、デジカメ需要拡大に大きく貢献した。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)541店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

[お知らせ]
 2001年1月1日より、パソコン実売POSデータベース「BCN MarketView」の情報提供会社を現在の9社318店舗から、13社541店舗に拡大しました。これにより、パソコン本体ベースで見た当データベースのカバー率は、国内パソコン店頭市場全体の約32-35%に達する見込みです。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  井門 由香
 
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