プレスリリース

低価格デジカメ「LV-10」が3週連続トップシェアを獲得

プレスリリースPDF版

低価格デジカメ「LV-10」が3週連続トップシェアを獲得


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、デジカメ市場においてカシオ計算機の低価格デジタルカメラ「LV-10」が3週連続でトップシェアを獲得したことを発表した。1月の月次集計では、人気モデルとなっているソニーの「Cyber-shot」に次ぐ2位であったが、2月の月次集計ではトップになる可能性が高い。

 
図1 売れ筋デジタルカメラのシェア(週次)

図1
 
図2 デジタルカメラの価格帯別販売構成比率

図2


 「LV-10」は、2000年11月に発売された実勢価格で1万円を切る低価格デジタルカメラの代表的な機種である。発売後、徐々に販売台数を伸ばし、11月第5週(11月27日~12月3日)に、ソニーの「Cyber-shot」に次いで販売台数シェア2位を獲得。12月第3週(12月18日~24 日)に一端は「Cyber-shot」と同率でトップになったが、その後は、一進一退を繰り返していた。

 それが、1月に入り、急速にシェアを伸ばしはじめ、1月第4週(1月22日~28日)にトップに返り咲いた。以降、「Cyber-shot」、富士写真フイルムの「FinePix4500」などの人気モデルを抑え、2月第2週(2月5日~11日)まで3週連続首位をキープしている。1月度の月次集計では、「Cyber-shot」に次ぐ2位であったが、2月度の月次集計ではトップになる可能性が高い。

 デジタルカメラ市場では、「LV-10」を筆頭にバンダイの「C@Mail-F38」、NHジャパンホールディングスの「Che-ez! Stik」など、9,000円台で販売されている低価格モデルの人気が高まりはじめている。2月第2週(2月5日~11日)のBCNランキングでは、1万円を切るデジタルカメラが4台もトップ10にランクインしているほどだ。価格帯別販売構成比率(台数)をみても、1万円未満の価格帯は28.7%にまで上昇してきている(図1)。

 ショップでは、「すでに高機能のデジタルカメラを持つユーザーが、気軽に使える2台目として購入していく傾向がある」、「子供へのプレゼントとして購入していく人が多い」といったコメントが多い。高機能を求める消費者だけでなく、リーズナブルな価格で購入でき、気軽に撮影できるデジタルカメラに対するニーズが確実に存在している。

 今後も低価格モデルに対するニーズは高まるとみられ、消費者ニーズの二極化はさらに鮮明になってくと推測される。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)565店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

株式会社BCN
113-0033 東京都文京区本郷3-18-14 本郷ダイヤビル6F
TEL 03-4236-5200   FAX 03-3818-3006

本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  井門 由香
 
これまでに配信したリリース一覧はこちら
プレスリリース一覧