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新製品好調でソニーのシェア急伸 30%の壁越える

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新製品好調でソニーのシェア急伸
30%の壁越える


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べによると、ノートPCの店頭市場において、ソニーのシェアが急伸し、2月の月間シェアは前月比約9ポイント増の30.6%に達した。

 「A4型」、「B5型」、「ミニノート型」の全ジャンルでシェア1位を獲得しており、ソニーの全方向での商品展開が奏を効した結果となった。

 
図1 1月22日~2月25日のノートPC市場でのベンダーシェア推移

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 シェアの牽引役となっているのは、2月3日に発売された新製品「VAIO NOTE FX」シリーズ。同クラスの平均単価を1万円以上下回る低価格な2製品は、発売第2週目から3週連続第1位の座を獲得、第3週目ではノートPC市場で10.5%のトップシェアを占有した。

 「VAIO NOTE FX(PCG-FX55/BP)」は、CPUにMobile Celeron-700MHz採用、HDD容量20GB、CD-RW搭載、と高スペックでありながら、実売価格はA4型PCの平均単価211,583円(BCNランキング調べ)を下回る204,000円台となっている。また「VAIO NOTE FX PCG-FX11/BP)」はCD-RWは搭載されていないものの、CPUにMobile Celeron-600MHz採用で実売価格185,000円代台と、A4型ノートPCの平均単価を約26,000円下回る低価格となっている。この低価格戦略が「VAIO NOTE FX」シリーズの需要急増につながり、ソニーのシェアを牽引した。週単位のベンダーシェアをみても、同シリーズの発売と同時にシェアが急拡大、発売第3週目で35.0%を獲得した(図1)。

 
図2 A4型でのベンダーシェア

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図3 B5型でのベンダーシェア

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図4 ミニノート型でのベンダーシェア

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 1月22日~2月25日におけるノートPCのタイプ別ベンダーシェアをみてみると、すべてのジャンルで第1位となっていることがわかる(図2、図3、図4)。特に、「B5型」、「ミニノート型」においては5割以上のシェアを獲得している。ソニーの全方向での商品展開がシェア急伸につながった。「B5型」、「ミニノート型」はノートPC市場では約20%の販売構成であるが、今後のモバイルニーズの高まりで需要増が期待される。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)565店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

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