専業主婦に高いインターネット利用　ホームページの利用目的も多様化へ

専業主婦に高いインターネット利用
ホームページの利用目的も多様化へ

　専業主婦のインターネットユーザーのうち、半数近くが月50時間以上ネットを利用している。そんな利用実態がコンピュータニュース社・BCN総研のWebアンケートで明らかになった（図1）。またホームページの利用目的も、現在中心となっている「懸賞応募」から、今後は「映像・音楽データのダウンロード」、「自分のホームページの公開」など、新しい分野へ広がりを見せ始めている（図2、図3）。

 

　女性ユーザーを対象に、1カ月のインターネットの利用時間について聞いたところ、「50時間以上」が39.7％と最も多い結果となった。30時間以上利用している回答者は全体の62.8％で、女性の生活にインターネットが深く浸透していることが明らかとなった。とくに「専業主婦」では「50時間以上」が43.3％を占め、社会との接点としてインターネットが欠かすことのできない情報源となっていることがわかった（図1）。今回のアンケートの回答者の 44.1％が「専業主婦」であったことからも、利用度の高さがうかがえる。

   

　さらにホームページの利用目的について聞いたところ、現在中心となっている「懸賞応募」（39.8％）、「お気に入りホームページのチェック」（37.1％）から、今後は「映像・音楽データのダウンロード」（15.1％）、「自分のホームページの公開」（14.8％）などに広がっていることがわかった（図2、図3）。インターネット利用に慣れることで、積極的に参加していこうとする女性の姿が浮き彫りとなっている。

　女性、とくに専業主婦のネット参加意欲の高まりは、インフラの整備によってさらに加速すると見込まれる。これまで女性ユーザーの増加がPC需要拡大の底支えをしてきたが、今後はインターネットのコンテンツ利用にも女性ユーザーの動向が大きく影響すると思われる。