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“家庭内モバイル”のニーズがノートの需要を牽引

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“家庭内モバイル”のニーズがノートの需要を牽引


 コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調査で、ノートパソコンの需要拡大に家庭内で持ち運んで使うという“家庭内モバイル”のニーズが大きく貢献していることがわかった。

 ノートパソコンを主に利用しているユーザーを対象にしたアンケートでは、61.6%が家庭内で持ち運んで利用しており、単なるデスクトップの代用としての利用は38.4%にとどまっている。外出先に加え、家庭内でのモバイルニーズがノートパソコンの需要を牽引している。

 
図1 ノートの購入理由

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 パソコンの店頭販売におけるノートパソコンの販売構成比率は、昨年11月以来、4ヶ月連続でデスクトップを上回っている。ノートの持つ「省スペース性」、「モバイル性」が強みとなっている。調査結果でも、ノートの購入理由として、「省スペースだから」が41.5%、「外出先で利用したかった」が27.2%とこの2点がノートの魅力となっていることがわかった(図1)。

 
図2 家庭内でのノートの持ち運びニーズ

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 だが、家庭内での持ち運びニーズについて聞いたところ、「頻繁に持ち運んで利用」が28.0%、「時々持ち運んで利用」が33.6%と、家庭で利用しているユーザーの61.6%が家庭内で持ち運んで使っており、「所定の位置から動かしたことがない」という回答は38.4%にとどまった。「省スペース性」が受けているノートであるが、単にデスクトップの代用ではなく、ノートの持つ「モバイル性」が家庭内でも活かされていることがあきらかとなった(図2)。

 
図3 家庭内でノートを運ぶ目的

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 家庭内でノートを持ち運ぶ目的としては「インターネットへ接続するとき」が26.7%、「プリンタへ接続するとき」が18.9%であった(図3)。今後はさらに、テレビ、ステレオ、ビデオなどデジタルAV機器との接続など、用途が広がることは確かであり、“家庭内モバイル”ニーズがノート需要を牽引していくだろう。

 
■回答者のプロフィール
「調査期間」/2001年3月9日~15日
「調査方法」/ホームページ「WebBCN」上でのアンケート
「有効回答数」/413人
「性別」/男性66.3% 女性33.7%
「年齢」/20歳未満1.5% 20歳以上30歳未満20.0% 30歳以上40歳未満41.6% 40歳以上50歳未満29.2% 50歳以上7.7%
「職業」/営業、販売、サービス4.0% 事務、企画、調査16.3% 技術、研究21.8% SE、プログラマー 11.8% 教員、講師2.0% 会社役員0.3% 自営業、自由業8.8% 専業主婦16.8% 学生6.0% 無職4.5% その他7.7%
 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)565店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

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