プレスリリース

パソコン市場でソニーが初のトップベンダーに

プレスリリースPDF版

パソコン市場でソニーが初のトップベンダーに


 コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長・奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、2001年第1四半期(1月~3月)のパソコン店頭市場におけるベンダーシェア(注1)を発表した。ノートでトップシェアを獲得したソニーが、パソコン総合(デスクトップ+ノート)でもトップベンダーとなった。一方、今まで総合力で優勢を保ってきたNECは、デスクトップ市場では1位を獲得したものの、パソコン総合では2位に後退した。

 
図1 パソコン総合(デスクトップ+ノート)

図1


 デスクトップとノートを合わせたパソコン総合ベンダーシェアで、ソニーが24.3%を獲得、総合では初のトップベンダーとなった。一方、総合力でトップベンダーを保ってきたNECは、19.9%で2位に後退した。3位は、デスクトップ、ノートで安定したシェアを獲得した富士通。「PowerMac G4」や「PowerBook G4 チタニウム製」で盛り返しを図ったアップルは4位にとどまった(図1)。

 
図2 デスクトップ

図2


 デスクトップではNECが22.2%で1位の座を守った。しかし2位以下には、ソニー、富士通が4ポイント差で迫っている(図2)。

 
図3 ノート

図3


 ノートではソニーが29.7%と2位に11.9ポイントの大差をつけてトップに立った。ノートの機種別総合ランキングでも2001年2月に発売された「VAIO NOTE FX(PCG-FX55/BP)」が4.5%でトップとなった。2位、3位はNEC、富士通が17.8%、15.1%と続いた(図3)。

 価格の低下でノートの人気が高まり、昨年11月を境に販売構成比率でノートがデスクトップを逆転した。ソニーが総合シェアでトップとなった背景には、こうした市場の変化も追い風となっている。パソコン市場は低価格化が進むなかで、ユーザーのブランド離れが指摘される。だが、「ソニー製のパソコン購入者は大部分が指名買い」というショップは多く、VAIOブランドを全面に出した販促活動が功を奏しているといえる。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)565店舗の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

株式会社BCN
113-0033 東京都文京区本郷3-18-14 本郷ダイヤビル6F
TEL 03-4236-5200   FAX 03-3818-3006

本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  井門 由香
 
これまでに配信したリリース一覧はこちら
プレスリリース一覧