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16インチ登場でディスプレイ市場盛り上がる

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16インチ登場で液晶ディスプレイ市場盛り上がる


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長・奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べによると、店頭のディスプレイ市場における液晶タイプの販売構成比率(台数ベース)が急速に伸び、3月には36.7%と、約4割に達していることがわかった。直近の週次データ(4月16日~4月22日)では40.3%を記録、4月には確実に4割を超える勢いである(図1)。

 
図1 ディスプレイ市場のタイプ別販売構成比率推移(月次)

図1


 液晶ディスプレイの販売増加に大きく貢献しているのは、3月1日に発売されたナナオの「FlexScan L461」である。液晶ディスプレイの3月の機種別ランキングで13.2%のシェアを獲得、好調な立ち上がりをみせている。同製品は、16インチサイズで 1280×1024ドット(SXGA)表示の液晶を搭載したディスプレイで、15インチモデルとの差別化を図っているのが特徴。価格は実勢価格で98,000円台とSXGA対応機種としては低価格になっていることが人気の理由とみられる。

 
図2 タイプ別1台あたりの平均単価推移(月次)

図2


 15インチモデルの値下げも相次いでおり、3月の1台あたりの平均単価(総販売金額÷総販売台数)は89,753円と、前月に比べ4,639円低下している(図2)。CRTとの価格差は55,750円といまだ開きはあるが、今後はこの差も縮まると思われることから、液晶人気はさらに高まると予想される。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックパソコン館、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

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