プレスリリース

PCの主力はノートに販売構成比率で6割に迫る

プレスリリースPDF版

PCの主力はノートに
販売構成比率で6割に迫る


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長・奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べによると、PCの販売台数構成比率でノートが57.1%と6割に迫り、市場の主流がノートに移行していることがわかった(図1)。ノートの性能がデスクトップ並みに向上したことに加えて、両タイプの価格差の縮小が、主力の逆転につながった。搭載ドライブ別販売台数構成比率をみても、両タイプの比率はほぼ同じであることから、デスクトップの価格が低下しない限り、今後もノートが主導権を握っていくとみられる(図2、3)。

 
図1 PCの販売台数構成比率推移(月次)

図1


 BCNランキングによると、4月のPCの販売台数構成比率で、ノートが2.5ポイントシェアを上げ、57.1%を記録した。1月には50.8%であったノートのシェアは、月を追うごとに拡大、PC市場の主導権がノートに移りつつある(図1)。

 
図2 デスクトップの搭載ドライブ別販売台数構成比率(4月)

図2
 
図3 ノートの搭載ドライブ別販売台数構成比率(4月)

図3


 これは、ノートとデスクトップが同じ土俵で争い始めたあらわれともいえる。1台あたりの両タイプの価格差は、約3万8000円(4月BCNランキング調べ)となっているほか、搭載ドライブ別販売台数構成比率をみても、両タイプの構成比に違いはない(図2、図3)。ショップからは、「デザインや携帯性など特徴のあるモデルは人気が高い」というように、ノートの持つ強みは大きい。デスクトップの価格が下がらない限り、ノート中心の市場構図は今後も続くだろう。

 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックピーカン、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています。

株式会社BCN
113-0033 東京都文京区本郷3-18-14 本郷ダイヤビル6F
TEL 03-4236-5200   FAX 03-3818-3006

本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  井門 由香
 
これまでに配信したリリース一覧はこちら
プレスリリース一覧