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インターネットユーザーの64.1%がソフトのオンライン販売を利用

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インターネットユーザーの64.1%がソフトのオンライン販売を利用


 株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長・奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べによると、6割を越えるユーザーがオンライン販売でPCソフトを購入した経験があることが明らかとなった。年中無休で必要なときに必要な商品を買えるメリットは大きく、PCやインターネットに慣れ親しんだベテランユーザーほど利用率が高い傾向を示した。商品の入手方法では、パッケージ製品購入が7割弱となり、ダウンロード販売は約3割とどまった。

 
図1 PCソフトのオンライン購入経験

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 CATV、ADSLなどの普及でインターネットの接続環境が向上していることに加え、電子決済のインフラも整いはじめ、ユーザーにとってソフトのオンライン購入が身近な存在となってきている。オンライン販売は、手軽で割引率も高いことから利用者も多く、今回の調査では全体の64.1%が購入経験者であることがわかった。パソコン利用歴別にみると、ベテランユーザーほど購入経験者が多く、利用歴5年未満では、45.0%にとどまっているのに対し、15年以上では76.8%のユーザーが購入経験があると答えた。

 
図2 オンライン購入での入手方法

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 商品の入手方法では、ダウンロード購入より、製品パッケージ購入が好まれている傾向を示した。ダウンロード販売を行っているサイトが少ないことが要因のひとつといえるが、「パッケージとマニュアルが欲しいから」、「接続環境が遅く、ダウンロードに時間がかかりすぎる」といった声も寄せられた。ブロードバンド環境の本格的な普及でダウンロード販売も伸びると期待される。だが、比較的キャリアの浅いユーザーがオンライン販売に消極的な傾向もあらわれている。初心者ユーザーからは、体験版やオンラインマニュアルの充実を求める声が多く、ソフトのオンライン販売拡大には、初心者でも利用しやすい環境づくりが課題といえよう。

 
■調査概要
調査期間:2001年5月10日~14日
調査方法:弊社ホームページでのアンケート
有効回答数:440件
 
コンピュータの週刊専門紙である「BCN」(BUSINESSコンピュータニュース)を発行する株式会社BCN(本社・東京都文京区、社長・奥田喜久男)は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックピーカン、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、BCNの市場調査部門であるBCN総研ではPCリテール市場の動向分析を行っています(6月より、第2、第4金曜日発表となります)。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  北村 憲正
 
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