ベストセラーモデルの後継機「IXY DIGITAL 200」が4週連続首位

ベストセラーモデル「IXY DIGITAL」の後継機「IXY DIGITAL 200」が4週連続首位

　株式会社BCN（本社：東京都文京区、代表取締役社長　奥田喜久男）の市場調査部門であるBCN総研は、デジタルカメラ市場においてキヤノンの「IXY DIGITAL 200」が4週連続で販売台数トップシェアを獲得したと発表した。ベンダーシェアでも「IXY DIGITAL 300」や発売から1年が経過した「IXY DIGITAL」も好調なことが功を奏し、キヤノンがオリンパスを抜いて2位に浮上した。

 

　キヤノンの「IXY DIGITAL 200」は5月26日（土）の発売で、同月第4週（5月21日～27日）の集計日数は土日の2日間だけにもかかわらず、5.8％のシェアで立ち上がった。翌週（5月28日～6月3日）は7.1％でトップシェアを獲得、6月3週まで4週連続で首位をキープしている（図1）。最近のデジタルカメラ市場は、ソニーの「DSC-P1」など300万画素を超える高解像度モデルが人気を集めていたが、「IXY DIGITAL 200」は211万画素と解像度自体は高くない。だが、多くの支持を集めたのは、実勢価格で5万1600円と標準価格を2万円も下回る値ごろ感のある価格設定が理由とみられる。

 

　また、4月に発売された「IXY DIGITAL 300」が4.4％、発売から1年が経過した「IXY DIGITAL」が3.0％と他のIXYシリーズも好調。このため、キヤノンのベンダーシェアは5月第4週（5月28日～6月3日）に17.4％でオリンパスを抜いて2位に上昇。6月第3週ではトップの富士フィルムとのシェア差を3.7％まで縮めている（図2）。