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液晶ディスプレイ大躍進、販売構成比率でCRTに0.5ポイント差に迫る

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液晶ディスプレイ大躍進、販売構成比率でCRTに0.5ポイント差に迫る


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、液晶ディスプレイの販売台数が急速に伸び、6月の販売構成比率(台数ベース)ではCRTに迫る49.5%に達したことを発表した。夏季商戦に入り液晶の勢いはますます加速しており、7月にはCRTを上回るものと見込まれる。

 
図1 ディスプレイの販売構成比率推移

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 2001年に入ってから液晶の販売台数が伸び続けている。ディスプレイにおける液晶の販売構成比率は、1月の22.2%から6月には49.5%と倍増した(図1)。液晶が伸びている最大の要因は、販売価格が急速に低下していることが挙げられる。6月の液晶の平均販売単価は、1月から約2万円下がって7万 4,637円となっている。

 
図2 ディスプレイのタイプ別販売平均単価推移

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 一方、CRTは3万3000円前後で横ばいを続けており、液晶とCRTの価格差は月ごとに縮小している。この結果、6月には約3万4,000円にまで差が縮まった(図2)。液晶の主流サイズである15インチモデルでは、6万円を下回る製品が増えており、値ごろ感の高まりが液晶の需要を喚起している。

 
図3 ディスプレイの販売構成比率推移(週次)

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 液晶の勢いは、夏季商戦に入りますます加速してきた。6月の週次データをみると、6月第3週(18~24日)に52.2%を占め、販売台数でCRTを追い越した。7月第1週(2~8日)には54.9%を占めており、液晶の販売構成比率は週を追うごとに拡大している。このままの調子で、7月の販売構成比率は液晶がCRTを上回る可能性が高い。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックピーカン、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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