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2001年第2四半期(4~6月)のPC店頭販売は前年を下回る実績

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2001年第2四半期(4~6月)のPC店頭販売は前年を下回る実績


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、2001年第2四半期の国内店頭市場におけるPCの販売台数は前年同期比6.6%減の126万台であったと発表した。PCの世帯普及率が5割を越え、市場に減速感があらわれてきた結果といえよう。インターネットとE-Mailで拡大を続けてきたPC市場は、いままでのような右肩上がりの成長が望めない状況になってきたといえよう。

 
図1 PCの四半期別総販売台数・金額(国内店頭市場)

図1


 国内店頭市場における2001年第2四半期(4月~6月)のPC販売台数は、前年同期比6.6%減の126万台となった。金額ベースでは11.6%減の2387億円と集計以来はじめて前年実績を割り込んだ(図1)。前期(第1四半期)と比べても台数で15.4%減、金額で14.9%減と、台数金額とも急激な落ち込みが目立っている。

 第2四半期のPC販売が前年同期に比べてマイナスだった要因としては、今期は市場にインパクトを与える機種が乏しかったことが挙げられる。注目されたアップルの「iBook」は期待されたほど販売量を伸ばすことができなかった。また、家電リサイクル法の施行で、3月に家電製品への支出が増え、翌月からのPC販売がその煽りを受けた影響も強いとみられる。

 2001年第3四半期は、個人消費が振るわず夏季ボーナス商戦が低迷していることに加え、第4四半期に発売が予定されている「Windows XP」前の買い控えがいっそう強くなる影響をうけて、台数ベースで前年同期の水準を大きく下回る16.6%減の107万台、金額ベースでも22.0%減の 1915億円になると予測する。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックピーカン、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

株式会社BCN
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株式会社BCN  北村 憲正
 
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