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「はがき・毛筆」ソフトの販売がピーク、上位メーカーのシェア差は縮小傾向に

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「はがき・毛筆」ソフトの販売がピーク、上位メーカーのシェア差は縮小傾向に


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べによると、「はがき・毛筆」ソフトの販売がピークを迎えた。BCNランキングのデータで販売本数が2001年9月に比べて11月は約20倍の伸びを示した。また、メーカーシェアではクレオが48.5%でトップとなったが、アイフォーも26.4%のシェアを獲得、両者のシェア差は縮小傾向にある。

 
図1 「はがき・毛筆」ソフト販売指数推移(本数)

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 年賀状作成シーズンを迎えて、「はがき・毛筆」ソフトの販売が順調に伸びている。BCNランキングのデータをもとに新バージョンが発売された2001年9 月の販売本数を100として指数化したところ、10月には約8倍の891.3ポイントとなり、11月には約20倍の2085.5ポイントにまで上昇した(図1)。

 
表1 2001年11月「はがき・毛筆」ソフトランキング

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 昨年と大きく異なる点は、DVD-ROMドライブの普及で、CD-ROM版だけでなく、DVD-ROM版をラインナップに加えるメーカーが増えた点だ。クレオの「筆まめVer.12 DVD-ROM版」は11月に3.7%のシェアを獲得し、7位にランクインしている(表1)。DVD-ROM版はCD-ROM版より約2~10倍のイラストを収録しながら価格がほぼ同じという点が人気の要因とみられる。

 
図2 2001年11月の「はがき・毛筆」ソフトにおけるメーカーシェア(本数)

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 DVD-ROM版にいち早く対応し、販売を伸ばしているのがアイフォーだ。PC店頭市場の低迷で前年実績を下回るメーカーが多いなか、アイフォーは本数ベースで前年同月比12%増を示している。このため、11月のメーカーシェアは、クレオが48.5%でトップとなったが、アイフォーも26.4%のシェアを獲得、10月に比べて両社のシェア差は2ポイント縮まった(図2)。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)549店舗(2001年11月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN  森 英二
 
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