パーム コンピューティングがPDA市場でベンダーシェアトップに
株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、BCNランキングをもとにPDA市場でのベンダーシェアを算出した。その結果、2002年2月第1週(2月4日~10日)にパームコンピューティングが40.9%を占め、23.3%のソニーを抑えトップとなった。パームは2月第2週(2月11日~17日)も28.7%のシェアでトップを維持した。
図1 PDAベンダ別シェア推移


BCNランキングによると、PDA市場において、パームコンピューティング(以下「パーム」)が2002年2月第1週のベンダーシェアでソニーに17.6ポイントの差をつけてトップとなった(図1)。この背景には、パームが2001年12月から3回にわたり行った価格改訂が需要増加に大きく寄与しているとみられる。一時期の勢いを欠くPDA市場だが、このキャンペーンによって、他の製品を含め市場が活性化する可能性が高い。
表1 2002年2月第2週のPDAランキング(上位10機種)


図2 PDAタイプ別比率比較(前年同週比)


2002年2月第2週のランキング上位10機種にあがったPDAを比較すると、タイプ別では10機種中9機種をパームトップ(パームPC)型が占めた(表1)。NTTドコモの『シグマリオン2』が唯一のハンドヘルド(H/PC)型となった。タイプ別の前年同週比(2001年2月12日~18日)では、パームPC型が64.1ポイントから85.9ポイントと、21.8ポイント増加している(図2)。一方、H/PC型は29.7ポイントから10.8ポイントに減少した。
図3 PDAのOS別シェア(2002年2月第2週)


また、OS別比率をみるとパーム、ソニーの健闘で、PalmOSが61.4%と全体の3分の2を占めた。WindowsCE系列(WindowsCE、PocketPC、HandheldPC)は25.7%となっている(図3)。
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)556店舗(2002年01月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。
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