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デジタルカメラ市場でオリンパスが2月期トップシェアに

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デジタルカメラ市場でオリンパスが2月期トップシェアに


  株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、「BCNランキング」をもとに、2002年2月期におけるデジタルカメラ市場のベンダーシェアを算出した。その結果、オリンパスが販売台数でベンダーシェア16.6%を占めトップとなり、これまで3ヵ月連続でトップを維持してきた富士フイルムは2位へと後退した。

 
図1 デジタルカメラ市場のベンダーシェア(2002年2月)

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 BCNランキングによると、2002年2月期のデジタルカメラ市場において、オリンパスが販売台数でベンダーシェア16.6%を占めトップとなった(図1)。一方、これまでベンダーシェアで3ヵ月間1位をキープした富士フイルムは2位へとランクダウンした。

 
表1 デジタルカメラの機種別ランキング(2002年2月)

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 機種別ランキング(表1)では、ソニーの「DSC-P5」をはじめとして、ニコンの「COOLPIX」、キヤノンの「IXY DIGITAL 200」や「PowerShot」シリーズが上位を占めた。オリンパスは、機種別では「C-200ZOOM」と「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」がかろうじてトップ10にくい込んだ程度で、単体機種での競争力は決して強くない。しかし、100万~200万画素クラスの機種を中心に、豊富なラインアップの厚みでベンダーシェアを積み上げた。また、2月21日より一部高画素モデルを対象とした「キャッシュバックキャンペーン」を行うなど、全クラスでコンスタントに販売台数をキープしている。

 
表2 デジタルカメラの機種別ランキング推移(月次、型番)

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 ソニーの「DSC-P5」は5ヵ月連続でトップを維持するヒット商品であり、キヤノンの「IXY DIGITAL 200」もこの半年間におけるトップ3の「常連」モデルであるが(表2)、新モデルの発売を控え、売れ行きは鈍化。豊富なラインアップを取り揃える富士フイルムも上位をうかがう決定打を欠き、ベンダー各社が僅差で競り合うなか、オリンパスの底堅さが際立つ結果となった。

 
図2 デジタルカメラ市場のベンダー別シェア推移(週次)

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 なお、週間ランキングの推移でも、オリンパスは2月第2週(2月11日~18日)にシェア16.5%でトップに立つと4週連続でトップを維持し(図2)、3月第1週(3月4日~10日)は20.2%までシェアを伸ばした。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)556店舗(2002年01月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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