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ノートPCは富士通が18週振りに1位

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ノートPCは富士通が18週振りに1位


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、BCNランキングをもとに、店頭市場におけるノートPCの機種ランキングを算出した。その結果、2002 年4月第1週(4月1日~7日)は、前週5位だった富士通「FMV-BIBLO NB9/95L」が大きく伸び、販売台数シェア1位を獲得した。ノートPCにもマルチドライブ(CD-RW+DVD-ROM)搭載が標準化されるなかで、ユーザーは高輝度で表示領域の大きいモデルを選択する傾向にあり、ランキング上位3機種に15型の大型液晶搭載機が並ぶ結果となった。

 
図1 ノートPCのランキング推移

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表1 ノートPC機種別ランキング(2002年4月1~7日)

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 BCNランキングによると、2002年4月第1週(4月1日~7日)の店頭市場におけるノートPCの機種ランキングは、前週5位だった富士通「FMV-BIBLO NB9/95L」が前週比23.3%増と大きく伸び、販売台数シェア1位を獲得した(図1、表1)。富士通が同カテゴリーで1位を獲得したのは2001年11月第4週(11月26日~12月2日)以来18週振りとなる。前週1位だったシャープの「Mebius NOTE PC-GP1-C5M」は僅差で2位へと後退した。「FMV-BIBLO NB9/95L」は、15型大型液晶搭載のノートPCとしては実勢価格18万円前後の低価格モデルであるが、一部量販店においてプリンタとのセット販売が奏効するなど「割安感」がさらに高まり、販売台数を伸ばした。ソニーの「VAIO NOTE FX PCG-FX55V/BP」は、ショップでは「品薄状態」との話もあり、シェアを落としている。

 ランキング上位3機種は、それぞれマルチドライブ(CD-RW+DVD-ROM)搭載の15インチ液晶搭載機であり、上位10機種をみても6機種が同様のスペックとなっている。富士通の14型液晶搭載「FMV-BIBLO NB9/95」は、ランキング1位の「FMV-BIBLO NB9/95L」とは液晶部分のみ異なる機種で、実売価格の差は1万円前後割安となるが、ランキングは15位と販売台数の面では大きな開きがでている。ノートPCでもマルチドライブ(CD-RW+DVD-ROM)搭載が標準化し、映像を楽しむ環境が整うなかで、ユーザーは「1万円」程度の差であれば、高輝度で表示領域の大きいモデルを選択する傾向がうかがえる。

 
図2 ノートPCのベンダーシェア(2002年4月1~7日)

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 なお、ベンダー別の販売台数シェアはソニーが27.4%とトップをキープ(図2)。依然として2位との差を大きく引き離している。前週3位だったシャープは富士通に抜かれ、4位へと後退した。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)522店舗(2002年04月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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