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携帯オーディオ市場 iPod(Win対応版)、群を抜く売れ行き

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アップルのiPod(Win対応版)、群を抜く売れ行き
~9月第3週の携帯オーディオ市場


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、「BCNランキング」から、携帯オーディオ店頭市場の販売動向をまとめた。9月第3週(9月16日~22日)の機種別ランキングでは、アップルのiPodが上位4位を独占。9月19日販売開始したばかりのWindows対応版 20GB、10GBモデルが1位と2位に、5GBモデルが4位にランクインした。発売週の立ち上がり状況から判断すると、Windows対応版iPodも、Macintosh対応版と同じように一定水準の販売数が維持できると推測される。また、年末商戦に向けて、iPodシリーズが携帯オーディオ店頭市場盛り上がりの一翼を担うことが期待できそうである。

 
表1 9月第3週の携帯オーディオプレーヤー機種別ランキング(BCNランキング)

表1
 
図1 各モデルの発売前後の販売動向(週次)
Mac対応iPod(2002年8月発売3モデル合計)の発売週における販売台数を100とした指数

図1


 BCNランキングでみた9月第3週(9月16日~22日)の携帯オーディオ店頭市場は、機種別ランキングトップ10に、アップルのiPodが上位4位を含め5モデルがランクインした(表1)。8月に発売されたMacintosh版10GBモデルに加え、9月19日から販売が開始されたばかりのWindows対応の3モデルが、1、2、4位に揃って登場したことによる(図1)。Windows対応のHDD内蔵型携帯オーディオとしては、クリエイティブメディアの NOMAD Jukebox 3(4月発売)や東芝のGIGABEAT(6月発売)が先行していただけに、iPodのWindows対応版は、その立ち上がりが注目されていた。発売と同時に3モデル全てがランキング上位に入り、3モデルを合わせた販売数量が、初代iPod(2001年11月発売)の発売時に匹敵するほどの数字を記録したことは、iPodがWindowsユーザーにも受け入れられる製品力を持っていることがわかる(図1)。

 
図2 携帯オーディオ市場の販売指数(台数)とベンダー別シェアの推移
2001年10月の販売台数を100とした指数で表示

図2


 Windows版各モデルの販売数(シェア)をみると、HDD容量の多い順に売れている。この傾向は、8月発売のMacintosh版でも見られた。Macintosh版の発売後の販売推移では、20GBモデルの売れ行きが先行して、日数が経つにつれ10GBモデルに主流が移るも、モデル全体では一定の販売数を確保してきている。Windows版でも同じように、20GBモデルの売れ行きから推測すると、今後、一定水準の販売数を維持していけると推測できる。

 携帯オーディオの店頭市場は、昨年の販売動向からみて、年末商戦に向けて一段と需要が強まると思われる(図2)。販売状況から判断すると、iPodシリーズが、携帯オーディオ店頭市場盛り上がりの一翼を担うことが期待できそうである。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社16社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE.、デンコードー、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックピーカン、ラオックス、ワンダーコーポレーション=50音順)733店舗(2002年07月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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