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写真、音楽面で進むデジタル機器の利用

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写真、音楽面で進むデジタル機器の利用


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、昨年3月に続きWeb上で「デジタルライフ」に関するアンケートを行った。デジタル機器の利用状況や意識は、前回調査結果と比べ大きな変化はみられなかったものの、「写真の保存」や「音楽データの記録」で、デジタル機器の利用が進んでいる傾向がうかがえた。また、ユーザーのインターネット接続環境では、ADSLが急速に浸透している結果となった。

 
図1 デジタル機器の所有状況

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表1 調査概要、回答者のプロファイル

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 デジタル機器の所有状況において、所有率が半数を超えたのは、PC以外では、「携帯電話、PHS」(84.1%)、「デジタルカメラ」(71.6%)、「家庭用テレビゲーム機」(63.7%)であった(図1)。前回調査結果と比べると、全般的には大きな変化はみられないが、「デジタルカメラ」と「据え置きDVDプレイヤー」の所有率がやや増加している。インターネット接続環境は、大きく変化して、「ADSL接続」(1.5M、8M、12Mの合計)が53.9%と、前回調査より20ポイント増え過半数となった(表1)。これに、「ケーブルテレビ」「光ファイバー」をあわせた『ブロードバンド率』は、75.6%に達している。

 
図2 デジタル機器の利用度

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 日常の8場面において、「デジタル機器の利用が多い」のは、前回調査結果と同様に「情報収集」(84.3%)と「手紙や年賀状の作成」(73.8%)であった(図2)。また、前回調査結果と比べ「デジタル機器の利用が多い」が増えた項目としては、「写真の保存」と「音楽データの記録」があげられる。これらの場面で、「デジタル機器の利用が多い」と「他の手段が多い」の比率が、「写真の保存」では逆転、「音楽データの保存」では拮抗するまでになった。また、「併用層」(デジタル機器と他の手段と同じくらい)の割合が10%台と少なく、「デジタル」or「非デジタル」の色分けがはっきりしており、今後「デジタル機器」利用へのシフトが一気に進むケースも考えられる。

 ユーザーのデジタル機器の利用状況や意識は、総じて、1年前と比べて大きな変化はみられなかった。ただし、「写真の保存」や「音楽データの記録」で、デジタル機器の利用が進みつつあるようだ。デジタルカメラ市場の拡大や楽曲データのハンドリング環境の向上により、デジタル機器、特にPCの利用機会が増えていると考えられる。また、カメラ付き携帯電話の普及なども見逃せない要因であろう。

 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社14社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE.、デンコードー、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックピーカン、ラオックス=50音順)700店舗(2003年2月現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、 PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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