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着実に需要をつかむイーマシーンズ

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着実に需要をつかむイーマシーンズ


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、「BCNランキング」から、イーマシーンズ製PCの販売動向を集計した。その結果、2002年12月の日本上陸から9ヵ月経った現在も好調な販売実績を維持していることが明らかとなった。デスクトップPCがAV機能などの高機能化で差別化を図る傾向にあるなか、シンプルな構成の低価格パソコンも着実に需要をつかんでいる。

 
図1 イーマシーンズ製PC・PC全体の販売指数月次推移

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*10月1日~12日の販売実績をもとに推計


 2003年10月1日、イーマシーンズ製PC第4弾の発売が開始された。今回はラインナップにノートが1モデル加わり、さらなる攻勢をかけてきた。
 同社製品が日本に上陸した2002年12月の販売台数を100として販売指数推移をみると、12月から徐々に販売が伸び、2003年2月以降は販売指数で200~300の水準で推移、好調を維持していることが分かる(図1)。7月には415と投入以来最大の販売実績を達成した。当初は低価格パソコンが日本市場で受け入れられるか懸念されていたが、着実に需要をつかんだといえる。

 
図2 イーマシーンズ製PC(6月発売)のモデル別構成比(台数ベース)

図2
 
表1 イーマシーンズ製PC(6月発売)のモデル別スペック一覧

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 6月発売のモデル別に販売動向をみると、最も人気が高いのは「N2380」。次いで、「N2242」が続いている(図2)。ショップによると、イーマシーンズの購入者層の中心は「初心者層」で、標準的なパソコンユーザーとのこと。「N2380」はメモリが256MB、HDDが80GB、マルチドライブ(CD-RW+DVD-ROM)と売れ筋商品と同等のスペックを持っていることから、最も人気を集めたと思われる(表1)。

 イーマシーンズの購入の決め手は「低価格」である。景気低迷が続くなか、PC関連市場においてもメーカー名や親切なサービスよりも「低価格」で選ぶユーザーは増えている。このような状況下で、どのような高付加価値をつけていくかが、迎えいる国内メーカーの課題といえるだろう。
 
※米eMachines(イーマシーンズ)社製品は2003年10月より、BCNランキングのパソコン部門において集計対象製品となりました。
 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社14社(エイデン、大塚商会、グッドウィル、コンプ100満ボルト、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE.、デンコードー、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックカメラ、ラオックス=50音順)674店舗(2003年9月現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN 井門 由香
 
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