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2004年夏のボーナスの使い道に関する調査 「DVDレコーダー」に主役交代

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2004年夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査
「DVDレコーダー」に主役交代。
PC関連機器では「ノートPC」が3回連続で購入意向トップ


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、Web上で2004年夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査を行った。その結果、ボーナスの受給予定者は約7割を占め、そのうち29.0%が、家電、もしくはPC・PC関連機器の購入予定があると回答した。購入予定の製品は、トップが「DVDレコーダー」で、昨年調査に比べて比率が大きく高まった。その他家電では「液晶テレビ」や「携帯電話」の比率も伸び、昨年トップだった「エアコン」は4位に下がるなど、主役の入れ替わりがうかがえた。PC・PC関連機器で最も多かったのは「ノートPC」で、昨年実施した「2003年夏のボーナスの使い道調査」、「2003年冬のボーナスの使い道調査」と同様の結果となり、ノートPCの根強い需要が伺える結果となった。

 
図1 夏のボーナスの受給見込み額

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 BCN総研は6月中旬、Web上で2004年夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査を行った。有効回答は1,703件で、世帯レベルでボーナスの受給があるという回答者は約7割を占めた(図1)。

 
図2 ボーナス受給見込み額の前年比

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 受給予定者の受給見込み額は「50~100万円未満」が最も多く、次いで「30~50万円未満」と続いた。2003年夏ボーナスとの比較では、「とても増える」は0.9%、「多少増える」が15.4%で、合わせて「増える」という回答は16.3%となった(図2)。2003年夏の調査結果と比べると、「増える」の比率は7.0ポイント増加し、また、「減る」(「とても減る」+「多少減る」)の比率が16.2ポイント減少するなど、ボーナスの受給状況には上向き傾向がみられた。

 
図3 ボーナス受給見込みと家電、PC・PC関連機器の購入予定

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 家電、もしくはPC・PC関連機器について、購入の予定を聞いたところ、「購入の予定あり」とする回答は29.0%を占め、昨年調査と比べて4.7ポイント減少した(図3)。しかし、受給見込み別にみると、「(前年よりも)増える」という回答者では「購入の予定あり」が40.5%にのぼり、「かわらない」「減る」という回答者に比べて購入意欲が高い。ボーナスの受給状況が家電、PC・PC関連機器の需要に与える影響は大きいといえる。

 
図4 家電、PC・PC関連機器の購入予定製品トップ10(複数回答)

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 家電、PC・PC関連機器の購入意向を示したユーザーに購入予定製品を聞いたところ、「DVDレコーダー」が28.2%でトップとなり、次いで「ノートPC」(22.4%)、「デスクトップPC」(17.9%)と続いた(図4)。昨年調査と比べて「DVDレコーダー」と「液晶テレビ」が大きく伸び、「DVDレコーダー」は一気にトップに躍り出た。その他「ノートPC」、「デスクトップPC」、「携帯電話」も昨年に比べて比率が高まった。逆に「エアコン」は比率が減るなど、夏のボーナスの主役が大きく入れ替わった。

 
図5 家電購入予定製品トップ10(家電の購入意向を示したユーザー、複数回答)

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 家電の購入意向を示したユーザーは277人で、そのうち33.6%と3割強が「DVDレコーダー」に購入意向を示し、次いで「液晶テレビ」(16.2%)、「携帯電話」(15.5%)が上位に並んだ(図5)。昨年調査と比べると「DVDレコーダー」、「液晶テレビ」の比率が大きく伸びたほか、昨年はトップだった「エアコン」が4位となるなど、白物家電からデジタル家電へと主役が入れ替わった。

 
図6 PC・PC関連機器購入予定製品トップ10(PC・PC関連機器の購入意向を示したユーザー、複数回答)

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 PC・PC関連機器の購入意向を示したユーザーは236人。購入予定製品は「ノートPC」が31.4%でトップとなった(図6)。「2003年夏のボーナスの使い道調査」、「2003年冬のボーナスの使い道調査」に引き続き3回連続で「ノートPC」がトップとなり、ノートPCの根強い需要が伺える結果となった。その他、2003年秋頃より需要が高まっている「デジタル一眼レフカメラ」、「インクジェット複合プリンタ」も選択肢に入れたところ、それぞれ 5.9%、8.5%という結果だった。「インクジェット複合プリンタ」は、「インクジェットプリンタ」の比率を上回り、プリンタ市場での存在感が高まっていることを裏付ける結果となった。

 
■調査概要
調査期間:2004年6月11日~15日
調査方法:弊社ホームページ(WebBCN)でのアンケート
回答数:1,703件

■回答者のプロファイル
性別:男性 61.8% 女性 38.2%
年齢:30歳未満 8.6% 30~40歳未満 35.3% 40~50歳未満 40.0% 50歳以上 16.0% (平均:41.3歳)
PC利用歴:3年未満 5.0% 3~5年未満 15.2% 5~10年未満 37.3% 10~15年未満 16.5% 15~20年未満 12.5% 20年以上 13.6% (平均:9.8年)
 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会、グッドウィル、コンプ100満ボルト、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE DIY、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックカメラ、ラオックス=50音順)568店舗(2004年5月現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています。

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株式会社BCN 井門 由香
 
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