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活気づく携帯オーディオ市場

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活気づく携帯オーディオ市場


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、「BCNランキング」から携帯オーディオプレイヤー市場の動向をまとめた。その結果、市場は7月に大きく拡大し、8月の販売実績は半年前の2月に比べて約1.8倍になったことがわかった。6月から7月にかけては、アップルの「iPod mini」、「第4世代iPod」のほか、他メーカーからも新製品の投入が相次ぎ、市場全体が活気づいた。
 メーカー別販売シェアでは、依然アップルが他社を圧倒しており、8月は40.0%に達した。2位以下は拮抗し、シェア争いが激化している。
 携帯オーディオプレイヤーは、認知度の低さや分かりにくさが普及のネックといわれている。「iPod mini」の発売が新聞やテレビで大きく取り上げられたことで、これらのマイナス要因は改善される傾向にあり、さらなる市場拡大が期待される。

 
図1 携帯オーディオプレイヤー市場の販売指数推移

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 「BCNランキング」の集計によると、携帯オーディオプレイヤー(注)の販売が7月、8月に大きく伸びていることがわかった(図1)。2004年2月の販売実績を100とすると、8月は数量ベースで178.8、金額ベースでは169.5となり、市場は半年前の2月に比べて約1.8倍になった。

 
図2 メーカー別販売指数(数量)推移

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 7月に発売されたアップルの「iPod mini」、「第4世代iPod」が需要増に大きく貢献したが、他メーカーからも6月から7月にかけて新製品の投入が相次ぎ、アップル以外のメーカーでも7月から8月にかけて販売が大きく伸び、市場全体が活気づいた(図2)。

 
図3 メーカー別販売数量シェア推移

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 しかしメーカー別販売シェアでは、依然アップルが他社を圧倒し、8月は40.0%にまで達した(図3)。2位以下は拮抗し、シェア争いが激化している。

 
表1 8月(8/1~31)の売れ筋ランキング(上位15位)

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 8月の製品別ランキングでは第4世代iPodが1位、2位にランクインするなど、大きな支持を集めている(表1)。その他売れ筋上位にランクインしたのは、HDDやフラッシュメモリを内蔵した小型のモデルだが、松下の「ポータブルCDプレーヤーシルバー(MP3再生対応)」のようにCD-R/RW再生対応モデルも根強い人気を保っている。

 携帯オーディオプレイヤーは、認知度の低さや分かりにくさが普及のネックといわれている。「iPod mini」の発売が新聞やテレビで大きく取り上げられたことで、これらのマイナス要因は改善される傾向にあり、さらなる市場拡大が期待される。

 
(注)MP3、WMA、ATRAC3などの圧縮データを再生できる携帯機器
 
BCNでは東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会、グッドウィル、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE DIY、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックカメラ、100満ボルト、ラオックス=50音順)569店舗(2004年8月末現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

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