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デジタルカメラ、コンパクトと一眼レフとも2ケタ成長続く

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デジタルカメラ、コンパクトと一眼レフとも2ケタ成長続く
「コンパクト」も800万画素以上の比率が拡大、「一眼レフ」は年末以降もニコンがトップシェア


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)は、BCNランキングデータをもとに、「デジタルカメラ」の販売動向をまとめた(17社データを使用)。この結果、コンパクトカメラ、一眼レフカメラとも台数は年明け以降も2ケタ成長を持続、旺盛な需要が続いていることが分かった。引き続き高画素化も進展し、コンパクトでは800万画素以上の台数比率が20%に迫る勢いを示し、一眼レフでは1000-1200万画素が主流。いずれも低画素モデルの比率は縮小傾向にある。メーカー別台数シェアでは、コンパクトがキヤノン、一眼レフでは年末商戦以降、ニコンがトップシェアを維持する展開だ。

 
図表1 台数構成比率と伸び率

図表1
 
図表2 金額構成比率と伸び率

図表2


●4月の台数構成比率はコンパクトが93.1%、一眼レフは6.9%で、ここ数か月は大きな変化が現れていない。伸び率(前年同月比)はコンパクトが110.9%、一眼レフは174.7%で、2ケタ成長を持続している(図表1)。
一方、金額ベースではコンパクトが80.1%、一眼レフが19.9%の比率で、伸び率はコンパクトが101.3%であったのに対して、一眼レフは135.0%と依然として高い伸びを示している(図表2)。

 
図表3 「コンパクト」の画素数分布

図表3
 
図表4 「一眼レフ」の画素数分布

図表4


●引き続き高画素化が進展している。コンパクトでは800万画素以上の比率が増大、4月は18.1%と2割が目前となったが、600万画素未満は比率低下が著しい(図表3)。
一方、一眼レフでは1000-1200万画素が主流で、1200万画素以上も4月は2.0%を占めたが、コンパクトと同様に低画素モデルの比率低下がすすんでいる(図表4)。

 
図表5 「コンパクト」メーカー別台数シェア

図表5
 
図表6 「一眼レフ」メーカー別台数シェア

図表6


●メーカー別台数シェアは年末商戦以降、コンパクトがキヤノン、一眼レフはニコンがトップの座を維持する(図表5、6)。
コンパクトでは唯一、キヤノンが20%台をキープしているが、10%以上で見ると5社が接戦を演じる群雄割拠の様相を呈している。一方、一眼レフではニコンとキヤノンの主導権争いとなるが、12月以降、ニコンがキヤノンを突き放す展開となっている。

 
BCNでは全国のパソコン専門店、家電販売店21社(アマゾン ジャパン、アロシステム、エイデン、大塚商会、ギガスケーズデンキ、グッドウィル、さくらや、上新電機、ストリーム、ソフマップ、ZOA、九十九電機、T・ZONEストラテジィ、デオデオ、100満ボルト、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、ミドリ電化、ムラウチ、ラオックス=50音順)2,271店舗(2007年4月末現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

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