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ノートPC、好調持続 地デジチューナー搭載率、A4はわずか4%台

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ノートPC、7か月連続で好調持続
地デジチューナー搭載率、A4はわずか4%台、B5はワンセグのみに


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)は、 BCNランキングデータをもとにノートPCの販売動向をまとめた(17社データ)。この結果、需要が好転した07年2月以降、7か月連続で販売台数は前年同月実績を上回り、安定した売れ行きにあることが分かった。タイプ別に分けるとA4モデルが95%弱を占有しており、秋冬モデル登場前の端境期であることから販売単価は総じて下げ基調にある。A4ではワイド液晶タイプが完全に主流となったが、チューナー搭載率は低く、ワンセグを含めた地上デジタルは4%台。一方、B5ではワンセグチューナーの搭載率が20%台で推移するが、画面が小型であることから地上デジタル、地上アナログは皆無となった。

 
図表1 台数、金額伸び率と単価

図表1
 
図表2 タイプ別台数比率と単価

図表2


●07年2月以降、販売台数は好調で、8月も前年同月実績を小幅上回った。新旧モデルの切り替え期だけに、販売単価は下げ基調にある(図表1)。
タイプ別ではA4が90%以上を占有、B5は4%台で推移中。8月の単価は、A4が12万3000円、B5は19万8000円であった(図表2)。

 
図表3 A4モデルのチューナー搭載率と内訳

図表3
 
図表4 B5モデルのチューナー搭載率と内訳

図表4


●A4モデルのチューナー搭載率は低下傾向を示し、8月が5%だった。内訳は地上デジタルが3.7%、ワンセグが1.1%、地上アナログはわずか0.1%。TVを見るのに適したワイド画面が定着したが、コストアップを回避するためか、チューナー搭載率は低い(図表3)。
一方、B5モデルの搭載率は20%前後と高いが、すべてをワンセグが占める。地上デジタルは皆無で、地上アナログもゼロとなった(図表4)。

 
図表5 A4モデルの主要CPUとインテルのシェア

図表5
 
図表6 B5モデルの主要CPUとインテルのシェア

図表6


●搭載CPUは、A4モデルとB5モデルで、様相はやや異なる。A4では引き続き「Celeron M」が半数を超えており、インテルのシェアは80%台で推移している(図表5)。
逆にB5では、「Core 2 Duo」が躍進、インテルのシェアは100%に達している。「Core 2 Duo」は割高となるが、 低消費電力や発熱問題克服に向けて導入率は高まりつつある(図表6) 。

 
BCNでは全国のパソコン専門店、家電販売店23社(アマゾン ジャパン、アロシステム、エイデン、大塚商会、ギガスケーズデンキ、グッドウィル、サードウェーブ、さくらや、上新電機、ストリーム、セブンドリーム・ドットコム、ソフマップ、ZOA、九十九電機、T・ZONEストラテジィ、デオデオ、100満ボルト、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、ミドリ電化、ムラウチ、ラオックス=50音順)2,320店舗(2007年9月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

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