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アップルの「Leopard」でOS市場は活況

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アップルの「Leopard」でOS市場は活況
2月の「Vista」に匹敵する本数伸び率に


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)は、BCNランキングデータをもとに「OS」市場の販売動向をまとめた(17社データ使用)。この結果、10月26日に販売が始まったアップルの「Mac OS X 10.5 Leopard」によってOS市場は一気に活気づき、10月の販売本数は前年同月の2倍を超えたことがわかった。これは今年2月に記録した「Windows Vista」効果による伸び率にほぼ匹敵し、マックユーザーの関心がいかに高いかを示している。8月に販売が始まった新「iMac」によって、デスクトップ市場におけるアップルの台数シェアは急上昇。2ケタを獲得した9月に続き、10月もシェアの上積みにつなげた。

 
図表1 OSの販売本数、金額伸び率

図表1
 
図表2 OSメーカー別販売本数シェア

図表2


●「Leopard」によって10月の販売本数は前年同月比205.9%と、「Vista」がピークを迎えた2月の232.8%に匹敵する伸び率となった。旺盛な需要が続くのかどうかが、今後の注目点となる(図表1)。
10月のメーカー別販売本数シェアは、アップルが急進し6割を超えた(図表2)。

 
図表3 アップルのOS別構成比率と本数伸び率

図表3
 
図表4 マイクロソフトのOS別構成比率と本数伸び率

図表4


●10月のアップルの販売本数伸び率は、802.8%と前年同月比で8倍に達した。主要製品別では「Leopard」が9割弱を占有、これまで中核となっていた「Tiger」と立場を入れ替えた(図表3)。
一方、マイクロソフトの10月の伸び率は75.1%にとどまり、主要製品別では「Vista」を上回り、「XP」が6割以上を占めている(図表4)。

 
図表5 アップルのPC販売台数伸び率

図表5
 
図表6 アップルのPC販売台数シェア

図表6


●夏に販売がスタートした新「iMac」の売れ行きは好調。「iMac MA876J/A」をはじめとした新モデルによって、8月の販売台数伸び率は一気に上昇し前年同月比167.0%を記録、その後も好調を持続する展開(図表5)。
このためデスクトップ市場におけるアップルのシェアは、ここ数か月は右肩上がりで、10月は11.1%に達した(図表6)。

 
訂正とおわび
当初掲載しておりました当ニュースリリースに誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
『パッケージに先立ち、一足早くLeopard搭載PCの販売がスタートした』とあるのは、誤りでした。
下記の通り、2個所を訂正いたします。

■冒頭リード部
【誤】 パッケージに先立ち、一足早くLeopard搭載PCの販売がスタートしており、ハードの売れ行きも好調だ。特に8月に販売が始まったLeopard搭載の「iMac」によってデスクトップ市場におけるアップルの台数シェアは急上昇。
【正】 8月に販売が始まった新「iMac」によって、デスクトップ市場におけるアップルの台数シェアは急上昇。

■図表6下
【誤】 「Leopard」搭載PCは、パッケージに先立ち販売がスタート、そのなかでもデスクトップは新OS効果が顕著。
【正】 夏に販売がスタートした新「iMac」の売れ行きは好調。
 
BCNでは全国のパソコン専門店、家電販売店23社(アマゾン ジャパン、エイデン、大塚商会、グッドウィル、ケーズホールディングス、サードウェーブ、さくらや、サンキュー、上新電機、ストリーム、セブンドリーム・ドットコム、ソフマップ、 ZOA、九十九電機、T・ZONEストラテジィ、デオデオ、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、ミドリ電化、ムラウチ、ユニットコム、ラオックス)2,322店舗(2007年10月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

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