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対照的な携帯オーディオ本体とアクセサリ市場

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対照的な携帯オーディオとアクセサリ市場
伸びを欠く本体、アクセサリはサードパーティの躍進で活況


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)は、BCNランキングデータをもとに「携帯オーディオ」と「携帯オーディオアクセサリ」の動向をまとめた。この結果、携帯オーディオ本体の需要は伸びを欠くが、アフターマーケットとなるアクセサリ類は好調で、販売台数は前年同月比で2ケタの伸びを維持する。アクセサリのなかでは、「ケース/ジャケット」をはじめ「電源アダプタ」、携帯オーディオの再生音をFM放送と同じ周波数・変調方式の電波に乗せて発信する「トランスミッタ」などが好調だ。いずれも携帯オーディオベンダーが提供する純正品以上にサードパーティ品の台数構成比率が高く、サードパーティの躍進が、携帯オーディオ関連市場を下支えしていることは確かだ。

 
図表1 携帯オーディオのタイプ別販売台数前年伸び率

図表1
 
図表2 市場全体に占めるフラッシュメモリタイプの販売台数構成比率と平均単価

図表2


●携帯オーディオ本体需要はここ数か月、低迷が続いている。2月はフラッシュメモリタイプがかろうじて小幅な伸びとなったが、HDDタイプは大幅に落ち込み、市場全体の台数伸び率は96.5%にとどまった(図表1)。
市場の9割前後を占めるフラッシュメモリタイプの販売単価は1万6000円前後で推移している(図表2)。

 
図表3 関連アクセサリ類の販売台数構成比率

図表3
 
図表4 主要アイテムの販売台数前年伸び率

図表4


●携帯オーディオアクセサリの中核商品は、ケース/ジャケット、電源アダプタ、トランスミッタで、この3アイテムで大半を占める(図表3)。
2月のそれぞれの台数伸び率はいずれも高く、市場全体では124.3%と、ここ数か月は20-30%増で推移している(図表4)。

 
図表5 主要アイテムの平均単価

図表5
 
図表6 主要アイテムの純正/サードパーティ台数比率(2月)

図表6


●主要アイテムの平均単価は大きな変動がなく、トランスミッタが4000円台、電源アダプタとケース/ジャケットは1000円台で推移している(図表5)。
各アイテムのベンダーを集計すると、2月はいずれも純正品の比率以上にサードパーティ品の比率が高く、市場全体では80%を超えている。サードパーティの参入が、アフターマーケットを活性化させる要因となっている(図表6)。

 
*図表1、4の前年伸び率は標準パネルデータ、それ以外は最大パネルデータを使用しています
 
BCNでは全国のパソコン専門店、家電販売店24社(アマゾン ジャパン、エイデン、大塚商会、グッドウィル、ケーズホールディングス、サードウェーブ、さくらや、サンキュー、上新電機、ストリーム、セブンドリーム・ドットコム、ソフマップ、ZOA、九十九電機、T・ZONEストラテジィ、デオデオ、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、ミドリ電化、ムラウチ、ムラウチドットコム、ユニットコム、ラオックス=50音順)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしております。
*ケーズホールディングスの旧デンコードー店舗分はランキングデータ集計に含まれておりません。

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