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パソコン・デジタル家電の2013年上半期 No.1メーカーがまとまる

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パソコン・デジタル家電の2013年上半期 No.1メーカーがまとまる


 株式会社BCN(東京都千代田区、取締役社長:佐藤敏明)は7月19日、パソコン・デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、116アイテムについて2013年上半期(1月-6月)に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

 スマートフォンは、アップルがシェア34.6%でメーカー別販売台数1位を獲得し、2位のソニーモバイルコミュニケーションズに13.6ポイントの差をつけた。スマートフォンアクセサリはテレホンリースが24.1%で1位に立ったものの、2位のエレコムも0.2ポイントと僅差だった。今後、シェア争いがさらに激化することが予想される。

 デスクトップPCはNECが25.0%でシェア1位。Ultrabookはソニーが29.3%、ノートは東芝が22.5%で1位だった。タブレット端末は、アップルが49.7%を占め、2位のASUSを18.8ポイント引き離した。一時、アップルは「iPad」の在庫不足が主な原因でASUSに1位の座を譲ったが、今年2月には在庫状況が好転して販売台数は急伸。シェア1位を堅守した。タブレット端末アクセサリは、高価格帯での販売に軸足を移しているエレコムが38.0%で1位、低価格戦略を推し進めるバッファローとは20.8ポイント差だった。

 プリンタは、キヤノンがインクジェットをはじめ、サーマル、フォトプリンタ、ページ、複合プリンタなどすべてのアイテムでシェア1位を獲得。インクジェットと複合プリンタでは、エプソンを僅差で振り切った。
 

注目トピックス


タブレット躍進――転換期を迎えたPC、スマートフォン
 今年3月の春商戦は、 PC市場の構造的な変化が鮮明になった。ノート、デスクトップを合算したPCの販売台数は前年割れの76.6%で、Windows 8搭載PCへの買い換えの動きは鈍かった。一方タブレット端末は前年同月比196.2%と好調で、躍進が目立った。スマートフォン市場は勢いに陰りがみられ、販売台数の伸びの鈍化傾向が強まった。携帯電話に占めるスマートフォンの販売台数構成比率は8割前後で推移し、携帯電話からスマートフォンへの切り替えは一段落している。

デフレ脱却――PC・デジタル家電の価格下落に歯止め
 PC・デジタル家電の平均単価が上昇傾向にある。価格下落が激しかった液晶テレビは12年3月を底に価格が上昇。今年6月には税抜平均単価(以下同)が5万7500円と33.4%伸びた。PC(ノート、デスクトップ)は、今年に入ってから価格が急上昇。Windows 8が発売された12年10月を基点にすると、6月の平均単価は23.0%上昇して8万3400円になった。デジタルカメラは、12年1月を基点に平均単価が60.9%上昇し、今年6月の平均単価は3万1700円だった。しかし、需要によって価格が上昇しているわけではない。PC・デジタル家電の販売は伸び悩んでおり、ほとんどの市場で、本格的な回復にはしばらく時間がかかりそうだ。

(各ジャンルの上半期No.1詳細は一覧に掲載)
 

<ハードウェア 83ジャンル>

 

<ソフトウェア 33ジャンル>



 
BCNでは全国の量販店22社(アベルネット、アマゾン ジャパン、エディオン、NTTレゾナント、大塚商会、ケーズホールディングス、サードウェーブ、サンキュー、上新電機、スタート、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、MOA、ユニットコム、ラオックス=50音順・2012年6月30日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。

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