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デジタル家電の2014年上半期 No.1メーカーがまとまる

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 株式会社BCN(東京都千代田区、取締役社長:佐藤敏明)は7月17日、デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要な117のカテゴリー(ハードウェア84、ソフトウェア33)について2014年上半期(1月-6月)に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。
 

【2014年上半期のトピックス <概況>】

 2014年上半期のデジタル家電市場は、4月の消費税増税やWindows XPのサポート終了を前にした駆け込み購入が追い風になり、1-6月の売り上げも押し上げる結果になった。特にPC市場では、これら2つが重なり、3月の販売が拡大した。ノートPCの販売台数は、3月には前年同月比で81.4%増、1-6月の上半期の前年同期比でも15.8%増を記録。タブレット端末は3月に57.0%増、1-6月で22.2%増と大幅に伸びた。またPC関連では、液晶ディスプレイが3月に44.8%増、1-6月で9.0%増、SSDが3月で36.8%増、1-6月で9.0%増、外付けハードディスクが36.1%増、1-6月で4.3%増だった。ソフトウェアも好調で、業務ソフトが3月は241.7%増、1-6月が98.9%増、統合ソフトが3月は104.0%増、1-6月で27.2%増と大きく伸びた。このほか、PC関連以外の主要カテゴリーの販売も、増税前の駆け込み購入の影響で軒並み拡大。液晶テレビが3月で39.0%増、1-6月で2.9%増、レコーダーが3月で52.9%増、1-6月で4.9%増を記録した。電子ピアノは3月に100.5%増だったが、1-6月でも20.4%増と大きく伸びた。
 

【2014年上半期のトピックス <カテゴリー別>】

 カテゴリー別では、試験放送も始まり注目が集まる4Kテレビは、ソニーが64.9%のシェアで上半期のNo.1を獲得した。また同社は、ミラーレス一眼でも36.4%のシェアで首位を走っている。トップ争いが激しいタブレット端末では、ASUS JAPANが38.9%で獲得したほか、小型の自作PCキットNUC(Next Unit of Computing)が好調なインテルは、ベアボーンで33.3%とトップになった。一方、SSDは、25.5%の日本サムスンが獲得した。また、液晶ディスプレイでは、19.9%のベンキュージャパンが、ページプリンタは33.7%でブラザー工業が獲得。そのほか、電子ピアノでカシオ計算機、UPSでオムロン、スマートフォンケースでエレコム、スマートフォン保護シートでテレホンリースがトップに立った。またソフトウェアでは、データ管理ソフトで37.5%のヴァル研究所がNo.1になったほか、グラフィックスソフトではセルシスが、テンプレートソフトではデネットがそれぞれ首位を獲得した。

(各カテゴリーの上半期No.1詳細は、下記の一覧に掲載)
 
 
 
BCNでは全国の量販店22社(アベルネット、アマゾンジャパン、エディオン、NTTレゾナント、ケーズホールディングス、サンキュー、上新電機、スタート、ストリーム、ソフマップ、ZOA、トスパラ、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、MOA、ユニットコム、ラオックス、楽天ブックス=50音順・2014年4月1日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。
 
株式会社BCN
101-0047 東京都千代田区内神田2-12-5 内山ビル
TEL 03-3254-7801   FAX 03-3254-7808
※本件に関するお問い合わせは下記までお願いします。
BCNアナリスト 道越 一郎

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