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デジタル家電の2017年上半期販売数量 No.1メーカーがまとまる

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 株式会社BCN(東京都千代田区、奥田喜久男会長兼社長)は7月13日、デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要な117のカテゴリ(ハードウェア85、ソフトウェア32)について、2017年上半期(1月-6月)に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

 

【2017年上半期のトピックス <概況>】

 今回集計した全117カテゴリでみた実売状況によると、2017年上半期のデジタル家電市場は、販売数量が前年同期比で98.0%と前年を下回ったものの、販売金額は100.7%とわずかながら前年を上回った。カテゴリ別にみると、販売数量で前年を上回ったのが44カテゴリ、販売金額では45カテゴリと、デジタル家電市場は回復の途上にある。主要カテゴリの中で伸び率が大きかったのは、SIMフリースマートフォン。販売台数前年同期比で172.4%、販売金額でも186.4%と好調が続いている。格安SIMの浸透とともに、SIMフリースマートフォンの販売台数構成比も2割を超えている状況。今後も市場の拡大が期待できる。

 また、旧来型のデジタルビデオカメラが伸び悩む中、アクションカメラは好調。販売台数で168.1%、販売金額でも179.3%と大きく伸びている。液晶テレビ(4K)も好調。販売台数は161.1%と活況が続いているが、税抜き平均単価が13万円台まで下がってきていることもあり、販売金額の伸びは128.3%とややマイルドになってきた。苦戦していたノートPCは台数106.9%、デジカメ(ミラーレス一眼)も103.8%と前年を上回った。
 

【2017年上半期のトピックス <主なNo.1メーカー>】

 今回新たに発表する有機ELテレビは、LGエレクトロニクス・ジャパンが59.7%でNo.1を獲得した。日本市場でいち早く有機ELを発売した同社は孤軍奮闘していたが、今年に入って日本メーカーも次々と参入。いよいよ本格的な有機ELテレビの市場が立ち上がりつつある。同じく、今回新たに発表するVR・ARゴーグルでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが39.1%でNo.1を獲得した。VR・ARは全く新しい視聴体験を実現する技術としてエンタメ用途を中心に新たな市場を切り拓くものと期待されている。

 液晶テレビの中で3割以上の構成比を占めるようになり、すっかりおなじみになってきた液晶テレビ(4K)では、シャープが30.9%でNo.1を獲得した。来年に予定されているBSでの4K本放送開始に向けて、さらなる市場の盛り上がりに期待したい。また、デスクトップPCでは、富士通が25.0%でNo.1を獲得。低迷していたパソコン市場の活性化に貢献している。市場が拡大しているSIMフリースマートフォンでは、華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)が37.1%でNo.1を獲得。同社の知名度も日本市場でも急速に高まってきた。ソフトウェアでは、グラフィックソフトで35.9%を獲得しアドビシステムズ、ユーティリティソフトでは、AHSが28.9%でNo.1を獲得した。またPCゲームソフトでは、スクウェア・エニックスが44.1%でNo.1を獲得した。

(各カテゴリーの上半期No.1詳細は、下記の一覧に掲載)
 
 
 
 
BCNでは全国の量販店23社(アベルネット、アマゾンジャパン、エディオン、NTTレゾナント、ケーズホールディングス、コジマ、サンキュー、上新電機、スタート、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ドスパラ、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ベスト電器、三星カメラ、ムラウチドットコム、MOA、ユニットコム、ラオックス、楽天ブックス=50音順・2017年7月1日現在)のPOSデータを日次で集計したBCNランキングを公表しています。

*集計対象の社数は、当社と販売店との間でデータ提供契約を締結している法人数をカウントしています。
 
株式会社BCN
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