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iモードの利用方法調査 電子メール、インターネット利用が主流に

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iモードの利用方法調査
電子メール、インターネット利用が主流に


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、iモードサービスに対応した携帯電話(以下iモード)ユーザーを対象にアンケート調査を行なった。その結果、最も頻度が高い利用方法は電子メールであることが明らかとなっている。通話以外の用途である、電子メール、ホームページ閲覧等を合計すると60%以上となり、通話以外の用途がiモード利用の主流となりつつある傾向がうかがえる。

 
図 iモードの最も頻度が高い利用方法

図


 携帯電話はすでに、誰かと話をするための道具である、と言い切ることはできなくなっているようだ。国内で1460万人以上の契約数を持つiモードのユーザーのみを対象に行なった調査結果によると、最も頻度の高いiモードの利用方法は、「電子メール」(49.6%)であり、「通話」と回答したのは 37.2%にとどまっている(図)。そして、「ホームページ」9.3%、「その他」(ゲームと答えた回答者が多かった)が3.9%となった。つまり、60%以上の回答者が、通話以外の用途をiモードの一般的な利用方法としている、という傾向が明らかになる。男女別にみても、通話より電子メールを重視するという、全体と同様の傾向を示している。なお、女性の方が男性よりも、通話(41.8%)や「電子メール」(52.5%)といったコミュニケーションでの利用方法が高い比率を占めている。

 携帯電話は進化を続けている。その進化の過程はPCと似ている部分がある。いずれもネットワークに接続されることで、多種多様なサービスが爆発的に生み出され、サービスの質を向上させるために、ハード面、ソフト面、インフラ面の強化が加速されるという循環を辿っている。

 PCには携帯電話にはできない複雑な演算処理が可能であり、携帯電話にはPCには実現できない軽快なモバイル性能を有する。両者の間で重複するのは、電子メールやホームページの閲覧など、ネットワークを介したサービスだ。今回の調査では、iモードとPCで利用するコンテンツの種類が異なるという回答者の傾向もあらわれている。両者の間で明確なすみわけを図れるようになれば、両市場はさらに大きく拡大していくと考えられる。

 
●回答者のプロフィール
「調査期間」/10月30日~11月12日
「調査方法」/ホームページ「WebBCN」上でのアンケート
「有効回答数」/482人

「性別」/男性 70.8% 女性29.2%
「年齢」/20歳未満2.9% 20歳以上30歳未満25.5% 30歳以上40歳未満42.3% 40歳以上50歳未満 2.2% 50歳以上6.1%
「職業」/営業、販売、サービス11.1% 事務、企画、調査23.4% 技術、研究21.3% SE、プログラマー 7.0% 教員、講師2.8% 医師、弁護士0.6% 会社役員0.9% 自営業、自由業7.9% 専業主婦8.5% 学生7.7% 無職2.6% その他6.2%
 
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