PCを使った音楽CD作成が人気 58.7%のユーザーがすでに作成経験あり
株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研の調べで、58.7%のユーザーがPCを利用して音楽CD作成を行った経験があることがわかった。今回実施したアンケート調査によると、CD作成時に選ばれているファイル形式は「WAVE」が73.8%を占め、「MP3」(23.3%)を大きく上回った。回答者の多くはカーステレオや家庭での据え置き型CDプレイヤーでCDを聞いている。CD-R/RWの普及がもたらした新しいPC活用として、音楽CD作成はユーザーに浸透しつつある。
図1 音楽CD作成経験


BCN総研がホームページ上でCD-R/RWドライブ所有者を対象に行ったアンケート調査(調査期間:8月10日~19日、有効回答数:671人)によると、今までに音楽CD作成経験のあるユーザーは58.7%に達した(図1)。6割に近いユーザーが作成経験を持つことから、PCを利用した音楽CD作成は、身近な存在になりつつあるとみられる。
図2 音楽CD作成時に使用するファイル形式


作成目的として挙げられた理由は「自分のオリジナルCDを作りたいから」が一番多く57.1%、「所有CDの整理、バックアップ」が21.0%と続いた。「その他」では結婚式や会合などイベント配布用として作成するという意見があった。
作成時に使用するファイル形式は「WAVE」が73.8%を占め、「MP3」は23.3%にとどまった(図2)。ユーザーが「WAVE」を選んだ理由として「簡単だから」が36.2%で最も大きい。また、「MP3だと再生できる機器が限られるから」も33.5%と理由のひとつになっている。一部のコンポやカーステレオでMP3対応モデルが発売されているが、対応再生機器が豊富な「WAVE」の支持が高い。
図3 作成したCDを主に聞く音楽再生機器


作成したCDを主に再生する機器として、カーステレオが39.2%、次いで「据え置き型CDプレイヤー」が30.0%となっている(図3)。
CD-R/RWの普及で、PCの新しい利用の目的として音楽作成が定着してきたと考えられる。
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社13社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、CSKエレクトロニクス=T・ZONE、上新電機、スタンバイ、ソフマップ、九十九電機、ビックピーカン、ニノミヤ、ワンダーコーポレーション=50音順)562店舗(2001年4月1日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。
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