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次世代携帯サービスで注目を集める「動画コンテンツ」

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次世代携帯サービスで注目を集める「動画コンテンツ」


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研がホームページ上で行ったアンケート調査によると、次世代携帯電話で利用してみたいサービスとして、「動画の受信・再生」や「動画の撮影」が注目を集めていることがわかった。FOMAをはじめとして、次世代携帯電話は加入者が伸び悩んでいるが、動画コンテンツの充実で普及は一気に加速しそうだ。

 
図1 次世代携帯でやってみたいこと(動画の受信・再生)

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図2 次世代携帯でやってみたいこと(動画の撮影)

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 BCN総研では携帯電話ユーザーを対象に次世代携帯電話サービスに関するアンケートを行い、「動画」、「音楽」、「TV映像受信」など様々なサービスの利用意向を聞いた。その結果、動画関連の利用意向は高く、「動画の受信・再生」、「動画の撮影」で6割を超える高い利用意向を示していることがわかった(図1、2)。

 
図3 携帯電話を買い替えるきっかけ

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図4 携帯電話購入時(買い替え時)に重視する仕様(上段)と機能(下段)

図4


 ただし、「携帯電話を買い替えるきっかけ」としては、「使用中の電話が古くなった時」が67.8%でトップとなり、「携帯電話が壊れた時」(44.2%)と続き、「新しい機種が発売された時」(20.2%)や、「新しいサービスが開始された時」(17.0%)などは総じて低く、次世代携帯電話サービスの開始に伴うユーザーの買い替え意欲は乏しいといえる(図3)。また、携帯電話を購入する(または機種変更)ときに重視する項目を仕様と機能にわけて聞いたところ、仕様では、「端末の価格」(65.2%)、「携帯電話会社」(59.3%)、「端末のデザイン」(55.6%)が上位にあがり、「通話エリア」も42.8%と重要なファクターになっている(図4)。重視する機能では「メール機能」が83.2%、次いで「インターネット機能」(59.7%)、「デジタルカメラ機能」(30.8%)となった。「JAVA機能」や「GPS機能」、「音楽機能」は2割前後にとどまっている。

 各キャリアの次世代携帯電話サービスをみると、現状では普及には至っていないが、メール機能と結びつけた動画関連サービスの充実と全国規模でのサービス展開により、普及は一気に加速しそうだ。

 
【調査概要】
調査期間:2002年4月12日~16日
調査方法:弊社ホームページ(「WebBCN」)でのアンケート
有効回答:2,697件

【回答者のプロファイル】
性別:男性54.2%、女性45.8%  平均年齢:36.9歳
現在利用している携帯電話会社:NTTドコモ 52.0%  J-Phone 23.0%  au 17.3%  ツーカー 7.7%
 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社12社(エイデン、大塚商会=αランド、グッドウィル、コンプ100満ボルト、コンプマート、T・ZONE.、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ニノミヤ、ビックピーカン、ワンダーコーポレーション=50音順)522店舗(2002年04月01日現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています(毎月第2、第4金曜日の発行となります)。

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株式会社BCN  北村 憲正
 
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