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夏のボーナスの使い道 ノートPCが購入意向トップに

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夏のボーナスの使い道
ノートPCが購入意向トップに


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研がweb上で行ったアンケート調査によると、「夏のボーナスの使い道」でPC関連製品の購入予定者は21.1%となった。購入予定のアイテムは、PC関連製品では「ノートPC」が最も多く27.0%を占めた。前回調査結果(2002年冬)でトップの「デジタルカメラ」を上回り、需要回復傾向を示す市場の動きを裏付ける結果となっている。

 
図1 PC・PC関連機器と家電の購入意向(SA)

図1
 
図2 購入予定製品(PC・PC関連機器)(MA)

図2
 
図3 購入予定製品の主な利用者

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 BCN総研は、web上で「夏のボーナスの使い道」についてのアンケート調査を実施した。調査対象は夏のボーナスの受給予定者で、有効回答は2,388件。

 回答者の夏のボーナスの受給見込み額は、「50万~100万円未満」が33.2%で最も多く、以下「30万円未満」が32.6%、「30~50万円未満」が22.7%と続いた。2002年の冬ボーナスとの比較については、「減る」(「多少減る」35.8%+「とても減る」24.4%)が60.2%と半数以上を占めた。一方、「増える」(「とても増える」1.3%+「多少増える」8.0%)は9.3%にとどまり、厳しい経済環境がうかがえる結果となった。

 PC関連製品の購入意向については、21.1%が「購入予定あり」と回答しており、家電製品を含めた購入予定者は33.7%となった(図1)。

 購入予定のアイテムは、PC関連製品では「ノートPC」が最も多く、27.0%を占めた(図2)。ノートPCの購入意向は前回調査結果(2002年冬)と比べると3.5ポイントの増加で、前回トップのデジタルカメラを上回った。ノートPCはBCNランキングでも6週連続で対前年同期を上回って推移しており(台数ベース、7月第1週現在)、需要回復傾向を示す市場の動きを裏付ける結果となっている。また、ノートPCは、「購入予定製品の主な利用者」において「自分専用」が62.8%となっており、個人利用の増加がノートPCの需要増につながっているものと思われる(図3)。

 
図4 購入予定製品の新規/買い替え・買い増し比率

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 なお、購入予定者の新規・買い替え別では、デジタルカメラは前回調査結果に比べ、新規購入予定者の比率が大幅に減少している(図4)。これまで、新規購入者層の拡大により売れ行きが伸長していたデジタルカメラ市場だが、今後は買い替え・買い増しが需要の中心となる兆しが見え始めている。

 
■調査概要
調査期間:2003年6月12日~16日
調査方法:弊社ホームページ(WebBCN)上でのアンケート
有効回答:2,388件

■回答者のプロファイル
性別:男性 59.8%  女性 40.2%
年齢:20歳未満 0.6% 20~30歳未満 11.7% 30~40歳未満 38.7% 40~50歳未満 36.1% 50~60歳未満 10.5% 60歳以上 2.4%(平均:39.6歳)
PC利用歴:3年未満 9.3% 3~5年未満 20.6% 5~7年未満 18.9% 7~10年未満 14.4% 10~15年未満 17.0% 15年以上 19.8%(平均:8.5年)
 
BCN総研は、東名阪のパソコン大手販売会社14社(エイデン、大塚商会、グッドウィル、コンプ100満ボルト、さくらや、上新電機、ソフマップ、九十九電機、T・ZONE.、デンコードー、ニノミヤ、ピーシーデポコーポレーション、ビックカメラ、ラオックス=50音順)690店舗(2003年6月現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っています。

株式会社BCN
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本件に関するお問い合わせは下記にお願いします。
株式会社BCN 赤島 誠
 
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