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デジタルカメラ店頭市場動向 松下のシェアが急伸、2位に浮上

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デジタルカメラ店頭市場動向
松下のシェアが急伸、ベンダーシェア2位に浮上


 株式会社BCN(本社:東京都文京区、代表取締役社長 奥田喜久男)の市場調査部門であるBCN総研は、「BCNランキング」*からデジタルカメラ店頭市場の販売動向をまとめた。
 8月末に登場した松下電器産業(以下、松下)の「LUMIX FX7」が9月の売れ筋ランキングで1位に躍り出るなど新しい製品が市場を賑わした。松下は同製品の好調を受けてシェアが急伸し、ベンダーシェア2位に浮上した。またニコンも7月以降ベンダーシェアトップ3以内で推移しており、キヤノン、ソニー、カシオの3強の牙城は切り崩された。

 
図1 デジタルカメラ市場の前年同月比推移

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 BCNランキングからデジタルカメラ店頭市場の販売動向をまとめた。その結果、市場は数量、金額ベースともに前年同月比プラスで推移しているが、伸び率は鈍化傾向を示した(図1)。

 
表1 9月のデジタルカメラ売れ筋トップ10

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図2 デジタルカメラのベンダーシェア(台数ベース)推移

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 9月の売れ筋ランキングでは、8月27日に登場した松下電器産業(以下、松下)の「LUMIX FX7」が1位に躍り出るなど、新しい製品が市場を賑わした(表1)。 同製品はカードタイプのコンパクトデジカメで、『小さい・薄い』『大きい液晶画面』『500万画素』と人気の要素が揃っていることに加え、『手ぶれ補正機能』という他社製品にはない独自機能を搭載していることが人気を集めている要因とショップでは指摘している。

 松下はこれまでデジカメ市場では大きなヒット製品はなかったが、「LUMIX FX7」の投入でベンダーシェアが急伸し、2位に浮上するなど一気に存在感が高まった(図2)。ベンダーシェアでは、ニコンも7月以降ベンダーシェアトップ3以内で推移しており、キヤノン、ソニー、カシオの3強の牙城は切り崩された。
 
BCNでは全国のパソコン専門店、家電販売店17社(アロシステム、エイデン、大塚商会、ギガスケーズデンキ、グッドウィル、さくらや、上新電機、ソフマップ、ZOA(旧ディーアイエスナガシマ)、九十九電機、T・ZONE DIY、デオデオ、ニノミヤ、100満ボルト、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、ラオックス=50音順)1482店舗(2004年9月末現在)の日次販売データをデイリーで収集し配信するBCNランキングを公表しています。このデータをもとに、PCリテール市場の動向を分析したニュース配信を行っております。

株式会社BCN
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