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デジタルビデオカメラ―08年秋の需要期速報

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■デジタルビデオカメラ、今年のキーワードは
小型ハイビジョン・メモリ対応・12倍ズーム――08年秋の需要期速報


 デジタルビデオカメラに復調の兆しが見えてきた。この1年、台数・金額ともに前年割れが続いていたが、まず台数が前年を上回るペースで秋の需要期に突入している。平均単価は横ばいの状態ながら、ハイビジョンモデルの構成比が8割に迫る勢い。さらに軽量化が進みレンズのズーム倍率も高くなっている。また搭載メディアも完全にHDD・メモリ主流に切り替わった。メーカー別では、安定的に強いソニーに各社が挑む構図は変わらないものの、新製品が好調なキヤノンの健闘が目立つ。

●昨年を上回る水準で需要期に突入

 デジタルビデオカメラは、07年10月以降、台数・金額ともに前年割れ基調で推移してきた。しかし、8月には台数が前年比で110.2%を記録。9月速報値(9月1-21日、以下同)でも同102.4%と前年を上回る水準で推移している。一方、税別の平均単価は8万円前後で横ばい。9月速報値では7万9976円だった。
 
図2 対応メディア別販売台数構成比推移


図3 ハイビジョン対応機販売台数構成比推移
●メモリタイプが急速に拡大

 この3年ほどでminiDVテープからHDDへと急速にシフトした対応メディアだが、HDD搭載率は今年に入ってほぼ6割前後で安定的に推移している。一方、昨年秋以降大きく伸びているのがメモリ型モデル。9月速報値では32.7%と既に3割を超えて、しばらくは伸びが続きそうだ(図2)。

 また、1年前は6割弱だったハイビジョンモデルは、9月速報値で75.2%と8割に手が届く水準に達している(図3)。
 
図4 重量帯別販売台数構成比推移


図5 光学ズーム倍率別販売台数構成比推移
●進む軽量化と12倍ズームの台頭

 小型・軽量化の動きも進んでいる。1年前に主流だった500g台のモデルはやや後退し、代わって300g台の構成比が今年に入って急伸。9月速報値で36.9%と最も高い構成比を占めている。また、一時は3割を超えていた400g台のモデルはいったん10%台に落ち込んだものの、再び拡大基調に入り9月速報値で24.8%まで戻してきた(図4)。

 光学ズーム倍率は今年に入り大きく変化。10倍モデルが急速にシュリンクし、12倍モデルが9月速報値で50.8%と過半数を占めるに至っている(図5)。
 
図6 メーカー別販売台数シェア推移(上位5社)
(※画像をクリックすると詳細な表をご覧いただけます)
●新製品が好調なキヤノンが2位に浮上

 メーカー別の販売台数シェア推移では、ソニーが3割から4割と高ポイントで1位をキープ。9月速報値でも39.3%と強さを発揮している。続く2位グループでは、昨年秋以降ビクターと松下がシェア2割の攻防を繰り広げながら推移。新製品を発売した2月にはソニーに急接近した場面もあった。しかし勢いは長続きせず、翌月には2割のレベルに戻っている。一方、3月に発売したメモリタイプの新製品が好調なキヤノンの躍進が目立つ。昨年秋以降1割前後のシェアで5位に甘んじていたが、3月発売の「iVIS HF10」が好調で4月にはシェア17.8%に急浮上した。さらに8月発売の後継「iVIS HF11」も好調を受け継ぎシェアを拡大。9月速報値では18.6%を獲得し、松下、ビクターを僅差ながらかわして2位に浮上している(図6)。
 
*図1の前年同期比は標準パネルデータ、それ以外は最大パネルデータを使用しています

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